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ソニー、旗艦ヘッドホンに「Gemini Live」と音声共有を追加するアップデート配信

公開 拡散指数 35

ソニーはワイヤレスイヤホン「WF-1000XM5」およびヘッドホン「WH-1000XM6」向けに最新ファームウェアを公開した。Googleの対話型AI「Gemini Live」への対応に加え、Bluetooth LE AudioのAuracastを用いた音声共有機能を追加。Sound Connectアプリから適用でき、更新後は再ペアリングが必要となる。

ソニー、旗艦ヘッドホンに「Gemini Live」と音声共有を追加するアップデート配信
画像:theverge.com

外出先で友達と同じ音楽や動画を楽しもうとするとき、イヤホンを片耳ずつ分け合うのは音質的にもノイズキャンセリング的にも妥協を強いられます。Apple製品であればAirPods同士で簡単にオーディオ共有ができますが、Androidの世界では長らくハードルが高いままでした。

ソニーはこの課題を解消するため、同社のフラッグシップワイヤレスヘッドホンに向けて最新ファームウェアの配信を開始しました。対象となるのは、オーバーイヤー型のWH-1000XM6と、発売から2年が経過した完全ワイヤレスイヤホンWF-1000XM5の2機種です。アップデートは公式アプリ「Sound Connect」経由ですぐに適用できます。

AuracastによるブロードキャストとGemini Live対応

今回の目玉は、Bluetooth LE AudioのAuracast技術とGoogle Fast Pairを活用した「オーディオ共有」機能の追加です。

Google PixelやSamsung Galaxy、OnePlusなどのBluetooth LE Audio対応スマートフォンと組み合わせることで、2台のワイヤレスヘッドホンに同時に音声を送信できるようになります。さらに、プライベートなブロードキャストを作成し、QRコードやGoogle Fast Pairを使ってグループ全員で同じ音声を聴くことも可能です。Googleは9月初旬にAndroidのBLE Audio機能をソニー製品に拡大すると予告していましたが、それが形になった格好です。

また、両モデルともGoogleの対話型AIアシスタント「Gemini Live」に対応しました。Bluetooth LE Audio接続時におけるデジタルアシスタントやヘッドトラッキング機能、システムのセキュリティ強化も含まれています。なお、アップデート完了後は端末との再ペアリングが必要になります。

片耳ずつの追跡と使い勝手の改善

完全ワイヤレスのWF-1000XM5には、Googleの「Find Hub」探索ネットワークに関する個別アップデートも提供されます。

左右のイヤホンをそれぞれ個別に位置検索できるようになり、片方だけ落とした際の見つけやすさが向上しました。さらに、従来は設定オフ時に必須だった「充電ケースへの収納」が不要になり、イヤホン単体でFind Hub機能を無効化できるよう仕様が改められています。

なぜ重要か

対応するAndroidスマートフォンを持っているユーザーにとって、このアップデートは今すぐ試す価値があります。移動中に2人で映画を観たり音楽を共有したりする体験が、片耳ずつのシェアという不快な妥協なしに実現するからです。また、Gemini Liveへの対応により、スマートフォンを取り出さずに高精度な対話AIを活用できるウェアラブル端末としての価値も高まりました。

業界全体で見れば、ソニーのようなトップブランドがAuracastを本格導入したインパクトは小さくありません。Appleが独自プロトコルで実現している機能を、オープン標準規格であるBluetooth LE Audioを用いて普及させようとする動きは、Androidエコシステム全体の底上げにつながります。

発売から2年が経つWF-1000XM5を切り捨てず、最新のWH-1000XM6と同等の主要機能を届けた姿勢はユーザー目線で非常にスマートだと評価できます。ただし、Bluetooth LE Audioの恩恵を受けられるスマートフォンがまだ一部の上位機種に限られている点や、更新後に手動での再ペアリングを求める仕様は、一般ユーザーにとって少し不親切に映るかもしれません。

情報源 (1)

  1. [1]
    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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