Rabbitが「rabbitOS 2」配信:r1をカード型UIに刷新、声でアプリ自作も
RabbitはAIデバイス「r1」向けにrabbitOS 2の配信を開始した。操作画面をカード型UIに全面刷新したほか、音声で指示するだけでツールやゲームを数分で生成できる新機能「creations」を導入。internエージェントによる画像生成やオフライン会議要約にも対応した。

発売直後に大きな期待と厳しい批判の両方を集めた小型AIデバイスのRabbit r1が、ソフトウェアを根本から作り直しました。Rabbitは、同デバイス向けの新OSとなるrabbitOS 2を正式にリリースしました。
同社の創業者兼CEOであるJesse Lyu氏は、発売後にユーザーの高い期待と初期のソフトウェア体験との間に大きな隔たりがあったことを認めており、今回のアップデートを本来あるべき姿を届けるための全面刷新と位置付けています。
カード型UIの導入と音声によるバイブコーディング
rabbitOS 2の最大の変更点は、カラフルなカード型インターフェースの採用です。各機能がカードとして独立し、タッチスクリーンのスワイプや本体のスクロールホイールを使って切り替えられるようになりました。
機能面で最も注目されるのが、creationsと呼ばれる新機能です。ユーザーが作りたいツールやゲームのアイデアを音声で話しかけるだけで、AIエージェントが数分で専用のインターフェースとソフトウェアをデバイス上に直接生成します。いわゆるバイブコーディングを手のひらサイズで実現する仕組みで、Webサイト上のライブラリから共有ツールを選んで使うことも可能です。
このほか、会話内容のリアルタイム画面表示や音声と画像が混在した対話、画像生成に対応したinternエージェント専用カードの追加、オフラインでの会議録音再生とAI要約など、初期の不満点を解消する実用的な機能も多数盛り込まれました。
なぜ重要か
すでにr1を購入して引き出しに眠らせているユーザーにとって、rabbitOS 2は試してみる十分な価値があります。特にオフライン対応の会議要約は単体ハードウェアとしての実用性を底上げしており、音声でミニアプリを自作できる体験はガジェット好きには魅力的です。ただし、新規に購入するべきかといえば、現時点では慎重になるべきだと考えます。
業界の視点で見ると、Rabbitの方向転換は非常に巧妙です。初期に掲げていたLAMによる配車やデリバリーの自動操作は、相手先アプリの仕様変更に弱く実用化が難航していました。そこで自社でのサービス自動化を諦め、ユーザー自身が自然言語で小さなツールを生成する路線へ舵を切ったことで、外部依存の弱点をうまく回避しています。
しかし、このアプローチにも懸念は残ります。数分で作れる簡易ツールの物珍しさが薄れた後、スマートフォンではなくわざわざ専用端末を取り出して使う必然性を示せるかどうかは依然として不透明です。日常の明確な課題を解決し続けられなければ、再び飽きられてしまうリスクは払拭できていません。
情報源 (1)
- betanews.com(新しいタブで開きます)原文betanews.com