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業界動向

Pinterest、「AI生成画像」の表示を減らす新機能を導入

公開 拡散指数 41

Pinterestはフィード上に表示される生成AI画像の量をユーザー自身で制限できる新コントロールを発表した。美容、アート、ファッション、インテリアといったAI生成が急増しているカテゴリごとに設定可能。AIによる低品質コンテンツへの不満が高まる中、表示フィードの選択権をユーザーに委ねる。

Pinterest、「AI生成画像」の表示を減らす新機能を導入
画像:techcrunch.com

最近Pinterestで部屋の模様替えやファッションのアイデアを探していて、現実には作れないような不自然な生成AI画像ばかり並んでうんざりしたことはないでしょうか。

「AIゴミ(AI slop)」と呼ばれる低品質な生成画像への批判が高まる中、Pinterestは10月16日、ユーザー自身がフィード上に表示される生成AIコンテンツの量を制限できる新しい管理ツールを導入しました。

AI汚染が深刻な4大カテゴリから先行導入

新機能は、アプリやサイトの設定メニュー内にある「おすすめの調整(Refine your recommendations)」から利用できます。

対象となるのは、特に生成AI画像が乱立しやすい美容、アート、ファッション、インテリア(ホームデコレーション)の4カテゴリです。Pinterestによれば、今後のフィードバックに応じて対象カテゴリを拡大していく予定で、設定はいつでも自由に変更できます。

また、フィードを閲覧している最中にも設定変更が可能です。AI特有の不快な画像を見かけた場合、画像右上の3点メニューをタップしてカテゴリを選択するだけで、レコメンド設定を微調整できます。

今年初めに導入された「AI生成・加工」ラベルも、数日中にデザインを改め、より目立つ形で表示されるようになります。新ツールはWeb版とAndroid版で先行公開され、iOS向けには今後数週間かけて展開される見込みです。

なぜ重要か

Pinterestが引用した学術文献によると、現在ネット上のコンテンツ全体の約57%が生成AIによって作られたものだといいます。インスピレーションを得て買い物の参考にする場所だったPinterestにとって、実在しないAI画像だらけになることは、ユーザーの信頼と収益基盤を根底から揺るがす深刻な問題でした。

今回の施策は、一律でAIを排除するのではなく、カテゴリごとにユーザー自身で露出度を調整できる設計にした点が賢明だと考えられます。コンセプトアートとしてAIを楽しみたい層と、現実の服や家具を探したい層のニーズを切り分けることができるからです。

懸念されるのは検出精度の限界です。AI画像の品質が急激に向上し、メタデータを消した画像が増え続ける中で、プラットフォーム側の検知システムがどれだけ追いつけるかは不透明です。

PinterestのフィードがAI画像だらけで見るのをやめていた人にとって、今回の設定変更は今すぐ試す価値があります。プラットフォームがAIコンテンツの「引き算」に踏み切った事例として、今後のSNS業界にも影響を与えそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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