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AI動画生成のPikaが5500万ドル調達、「Pika 1.0」の先行公開を開始

公開 拡散指数 51

AI動画生成プラットフォームを手がけるPikaは、Lightspeed主導で5500万ドルを調達したと発表し、「Pika 1.0」の早期アクセスを開始した。3Dアニメ調などの生成に加え、動画内の衣装変更や被写体追加、画面比率の拡張といった編集機能が加わった。

AI動画生成のPikaが5500万ドル調達、「Pika 1.0」の先行公開を開始
画像:techcrunch.com

動画内の人物の服を着替えさせたり、画角を後から広げたりする作業は、これまでプロの編集者でも相当な手間がかかる作業でした。

Pikaがそれをテキスト指示だけで完結させようとしています。

AI動画生成スタートアップのPikaは、Lightspeed Venture Partnersが主導するラウンドで5500万ドルの資金調達を実施したことを発表しました。HomebrewやConviction Capitalのほか、Quora創業者のAdam D'Angelo氏や元GitHub CEOのNat Friedman氏などの著名エンジェルも参加しています。

同社がステルス状態から脱出してわずか半年での大型調達となります。あわせて新製品「Pika 1.0」の早期アクセスも開始されました。

単なる生成にとどまらない編集機能

Pikaは、スタンフォード大学AI研究所の博士課程に在籍していたDemi Guo氏とChenlin Meng氏が共同創業しました。Guo氏はMetaのAI研究部門での勤務経験があり、Meng氏も生成AIに関する複数の論文を執筆してきた実績を持ちます。

サービス開始から6か月でコミュニティのユーザー数は50万人に達し、毎週数百万本の動画が生成されているといいます。

今回のPika 1.0で注目すべきは、単なるテキストからの動画生成ではなく、既存動画の編集機能に注力している点です。

実写映像を3Dアニメ風や日本のアニメ風に変換したり、画角やアスペクト比を外側に拡張したり、動画の長さを延長したりできます。さらに、画面内の特定の人物の服を着替えさせたり、新しいキャラクターを動画内に直接追加したりする部分編集にも対応しています。

なぜ重要か

AI動画生成の競争が「おもちゃの生成」から「実用的な編集ワークフロー」へと明確にシフトしたと私たちは考えます。

動画クリエイターにとって、従来の生成モデルはランダム性が高すぎて実務に組み込めないのが最大の課題でした。1箇所を直したいだけなのに全体を作り直さなければならなかったからです。Pikaが服の変更やオブジェクトの追加、画面拡張といったインペイント編集に踏み込んだのは、現場のニーズを的確に突いています。

競合のRunwayやStability AIにとっても大きな脅威となります。GoogleやMetaなどの巨大テック企業も動画生成への参入を予告するなか、Pikaは半年で50万ユーザーを抱え、トップ投資家からの資金を確保して一気に存在感を強めました。

ただし、収益化の壁は依然として残ります。IDCの予測では生成AIへの支出が2027年に1430億ドル規模へ拡大するとされていますが、現状熱心に使っている若年層は課金ハードルが高い層です。一方で潤沢な予算を持つ企業顧客は、著作権の帰属問題やセキュリティへの懸念から本格導入を躊躇しています。Pikaがバイラルな人気を一過性で終わらせず、商用制作の基盤ツールになれるかが今後の焦点になりそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com
  2. [2]
    @pika_labs(新しいタブで開きます)議論twitter.com

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