Perplexity、Spacesで検索対象のドメインを指定可能に
Perplexity AIはSpacesに対象ドメインを指定できるカスタムWebソース機能を追加した。ユーザーは特定のURLを登録し、指定サイトやアップロード済みファイルのみを検索対象に絞り込める。不要なWeb情報を省き、高精度なリサーチが可能になる。

AIを使ったリサーチで最もストレスがたまるのは、求めている公式情報ではなく、SEO目的のまとめサイトや二次情報ばかりを参照される瞬間です。
PerplexityのCEOであるAravind Srinivas氏は12月13日、コラボレーション機能「Perplexity Spaces」において、検索対象を特定のドメインやアップロードファイルに限定できる新機能を発表しました。
Spacesの管理画面内に新しいメニューが追加され、検索で参照させたいURLをリストとして登録できるようになりました。設定したスペース内では、AIが指定されたドメインと手元のファイルだけを巡回して回答を生成します。
信頼できる情報源だけにAIの目を向けさせる
今回のアップデートは、PerplexityによるWeb検索に厳密なホワイトリストを導入した形です。
Spacesでは以前からファイルのアップロードや、Webデータと社内ドキュメントを統合して検索する機能が提供されていました。しかしWeb上の情報源については、アルゴリズムの選定に頼らざるを得ない場面が多く残っていました。
検索ドメインを絞り込めるようになったことで、調査のノイズを大幅に削ることができます。例えば、開発者が公式ドキュメントとGitHubだけを指定したり、リサーチャーが信頼できる調査機関のポータルサイトだけを登録して動向をまとめさせたりといった使い方が可能になります。
なぜ重要か
この機能追加は一見地味ですが、実務でAI検索を使うユーザーにとって極めて価値が高い改善だと考えます。
一次情報のみを扱いたい専門職やリサーチャーにとって、全Web検索はときに誤情報の混入リスクを伴います。参照先をユーザー自身が定義できるようになったことで、生成された回答のファクトチェックにかかる手間を大幅に削減できます。特定のテーマを追跡している人であれば、今すぐ試す価値があります。
業界の視点で見ても、Perplexityの戦い方は非常に合理的です。Googleのように網羅的なインデックス規模で競うのではなく、ユーザーが求めるワークフローの文脈や制約条件に寄り添う方針を強めています。内部知識検索と今回のカスタムWebソースが組み合わさることで、Spacesは単なる検索窓から専用のリサーチ環境へと進化しつつあります。
一方で、ドメインの指定を狭めすぎた場合に、有用な外部情報を取りこぼすトレードオフは発生します。信頼性と網羅性のバランスをどう取るかは、依然として使う側の運用設計に委ねられています。
情報源 (2)
- twitter.com(新しいタブで開きます)原文twitter.com
- testingcatalog.com(新しいタブで開きます)報道testingcatalog.com