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業界動向

AI検索のPerplexityが評価額10億ドルでユニコーン入りへ

公開 拡散指数 38

ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、AI検索スタートアップのPerplexityが評価額約10億ドルでの資金調達を最終調整している。2か月前の5億2000万ドルから倍増となる。Googleの牙城に挑む同社は年間売上高1000万ドルも突破した。

AI検索のPerplexityが評価額10億ドルでユニコーン入りへ
画像:news.crunchbase.com

わずか2カ月前、Perplexity の企業評価額は5億2000万ドルでした。それが今、早くもユニコーン企業の仲間入りを果たそうとしています。

The Wall Street Journal の報道によると、AI 検索スタートアップの Perplexity は、約10億ドルの評価額で新たな資金調達ラウンドの最終調整に入っています。今回の調達額そのものはまだ明らかにされていません。

2カ月前、同社は IVP が主導し、Nvidia やジェフ・ベゾス氏らが参加したシリーズ B で7360万ドルを調達したばかりでした。短期間での評価額倍増は、現在の AI 分野に対する投資家の過熱ぶりを如実に物語っています。

1000万ドルの年間売上と止まらないマネーの流入

Perplexity の急成長ぶりには目を見張るものがあります。

昨年3月、同社は New Enterprise Associates 主導のシリーズ A で2560万ドルを調達したばかりの若いスタートアップでした。

それから1年足らずで業界の注目株へと駆け上がり、The Wall Street Journal によれば、直近では年間売上高が1000万ドルを突破したとされています。

売上高1000万ドルの企業に10億ドルの値がつく計算ですが、現在の生成 AI 市場では驚くべきことではなくなりつつあります。先月だけでも、AI クラウドの Lambda が15億ドルの評価額で3億2000万ドルを調達し、対話型 AI の Sierra も10億ドル近い評価額で1億1000万ドルを調達しました。さらに中国の Moonshot AI もアリババらから10億ドル以上を調達したと報じられています。

広告まみれの検索体験に挑む

Perplexity が解決しようとしている課題は、ネットを使う誰もが日常的に直面している不満です。

いまの Google 検索は、上位に並ぶ広告枠や、検索上位を狙うためだけに作られた SEO 記事で溢れかえっています。

Perplexity はそうしたノイズを排除し、シンプルなプロンプトに対して自社 AI がウェブの情報を要約して直接回答を返します。広告まみれのリンクを踏み歩く必要はありません。

しかし、検索の絶対王者である Google に挑むのは容易ではありません。莫大な資金と OpenAI の技術をつぎ込んだマイクロソフトでさえ、検索シェアを大きく奪うには至っていません。

なぜ重要か

私たちは、この評価額の急上昇について、投資家が「次世代のネットの入り口」を Perplexity に見出している証拠だと考えています。

日常的に調べ物をするユーザーやリサーチャーにとって、Perplexity は今すぐ試す価値が十分にあります。広告や中身のない SEO 記事を避けて、まとまった事実と引用元を素早く手に入れられる体験は非常に快適です。一方で、近所のお店探しや乗り換え案内のような日常の細かな検索では、依然として既存の検索や地図アプリに分があります。

Perplexity のやり方で巧みなのは、Google が自社の広告ビジネスを守るために AI 導入に慎重になっている隙を突き、無駄を削ぎ落とした体験で先行した点です。

ただし、懸念も少なくありません。検索クエリごとに AI モデルを動かすコストは、従来のインデックス検索とは比べ物にならないほど高価です。売上1000万ドルの規模に対して、ユーザーが増えるほど膨らむサーバー費用をどう賄い続けるのか、持続可能な収益モデルの確立という重い課題がこれから待ち構えています。

情報源 (1)

  1. [1]
    news.crunchbase.com(新しいタブで開きます)原文news.crunchbase.com

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