PerplexityがDeep Research公開、数分で本格調査レポート作成
Perplexityは自律型調査機能「Deep Research」を発表した。数十回の検索と数百の資料精読を2〜4分でこなし、包括的な報告書を作成する。難関ベンチマークでも高い精度を示し、Web版にて一般ユーザーにも無料開放された。

複雑なテーマについて調べる際、ブラウザのタブを何十個も開き、専門資料を読み解くために何時間も費やすのは誰にとっても退屈な作業です。
AI検索のPerplexityは2月14日、ユーザーに代わって本格的な調査と分析を自律的に行う新機能「Deep Research」を公開しました。
専門家が何時間もかける作業を2分から4分程度で完了し、包括的なレポートとしてまとめ上げます。
思考しながら調べる自律型エージェント
従来のAI検索は、入力された問いに対して関連ページをいくつか参照し、要約を返す仕組みが一般的でした。
今回のDeep Researchはアプローチが異なります。検索機能とコード実行環境を組み合わせ、調査の進行に合わせて自ら思考し、次の検索計画を修正しながら数十回の検索と数百のドキュメントの読み込みを繰り返します。
人間のアナリストが新しい分野を勉強するときのように、情報を得るたびに理解を深めていくプロセスを再現しています。
十分な検証が終わると、AIは構造化されたレポートを自動作成します。ほとんどのタスクは3分未満で終了します。
成果物はPDFやドキュメント形式で書き出せるほか、Perplexity Pageに変換して同僚や友人と共有することも可能です。
難関ベンチマークとされるHumanity's Last Examでは正答率21.1パーセントを記録し、Gemini Thinkingやo3-mini、o1、DeepSeek-R1を上回ったと発表しています。事実性を測るSimpleQAでも93.9パーセントの精度を達成しました。
なぜ重要か
この発表で最も注目すべき点は、Perplexityがこの機能を全ユーザーに無料公開した点にあると私たちは考えます。
計算コストが膨大にかかるマルチステップの自律エージェントは、通常なら高額な有料プランに閉じ込められがちです。無料ユーザーにも日ごとの利用枠を配分し、Pro会員には大容量の枠を用意したことで、試用のハードルが一気に下がりました。
ビジネスリサーチや競合調査、製品比較など、骨の折れる情報収集を抱えているなら、今すぐ試す価値が十分にあります。
一方で注意すべきは、参照元データの正確性です。数百件のソースを自動で横断する過程で、誤った前提をもとに長大なレポートを整然と組み立ててしまうリスクは完全には排除できません。
それでも、検索エンジンが単なるURLの案内役から、実用的な成果物を直接納品するエージェントへと進化している流れを強く印象づける一手です。
情報源 (1)
- perplexity.ai(新しいタブで開きます)原文perplexity.ai