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PerplexityがAgent APIにFinance Searchを追加:1回の呼び出しで市場データと引用を取得

公開 拡散指数 39

PerplexityはAgent API向けにFinance Searchの提供を開始した。開発者は単一のツール呼び出しで、ライセンス契約済みの金融データセットやリアルタイム市場データ、引用元リンクをまとめて取得できる。株価や決算説明会の文字起こし、アナリスト予測などを構造化データで取得でき、トークン消費を抑えつつ精度を高めた。

PerplexityがAgent APIにFinance Searchを追加:1回の呼び出しで市場データと引用を取得
画像:perplexity.ai

金融分野のAIエージェント開発において、最大の難関はデータの正確性と統合の手間でした。株価のリアルタイム情報、財務諸表、決算説明会の文字起こしなどを取得するために、開発者は複数のデータベンダーと個別に契約し、連携する必要がありました。

Perplexityは自社のAgent APIに新機能「Finance Search」を追加しました。公認の金融データセット、リアルタイム市場データ、情報源の引用付きWeb検索を、わずか1回のツール呼び出しに統合した機能です。

構造化データへの直結で低コストと高精度を両立

従来の汎用Web検索では、AIが大量のWebページを読み込む必要があり、トークン消費が激しいうえに古い数値を拾うリスクがありました。

Finance Searchでは、モデルが背後にあるライセンス契約済みのデータソースへ直接ルーティングされます。株価やファンダメンタルズ、アナリストの業績予想などが統一されたスキーマで返ってきます。

出力されるすべての数字にはインライン引用が付与され、どのデータがどの情報源から取得されたのかを厳密に確認できます。

市場終了後に実施されたベンチマークテスト「FinSearchComp T1」において、Finance Searchは検証対象の中で最高の正解率を記録し、正解あたりのトークンコストも最も低く抑えられたとしています。

なお、この検索基盤はPerplexityが提供する「Computer for Professional Finance」でも既に使われており、企業概要シートや調査メモの作成に役立てられています。

なぜ重要か

金融実務において、AIのハルシネーションは致命傷になります。小数点ひとつのズレや前期データの誤認が、投資判断を大きく狂わせるためです。

開発者や金融チームにとって、複数の金融データプロバイダーとの個別契約やパイプライン構築をスキップできるメリットは絶大です。出典を明確に追跡できるため、コンプライアンス面でも導入のハードルが下がります。市場監視ボットや決算サマリーツールを作る人なら、今すぐ試す価値があります。

業界の視点で見ると、Perplexityは一般的な情報検索から一歩踏み出し、金融という最も収益性の高い専門領域へ本格的に切り込んできた印象です。

ただし、すべてのデータパイプラインを1社に委ねることには懸念もあります。将来的なライセンス契約の変更やAPIの仕様変更によってデータ取得が制限されるリスクは、あらかじめ織り込んでおく必要があると私たちは考えます。

情報源 (1)

  1. [1]
    perplexity.ai(新しいタブで開きます)原文perplexity.ai

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