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Opera、自律型AIブラウザ「Neon」を発表:ローカル動作で代行操作

公開 拡散指数 51

Operaはエージェント機能を備えたAIブラウザ「Neon」を発表した。フォーム入力やデータ比較、コード作成を代行し、新機能「Neon Do」により外部クラウドを介さず端末上でローカル処理する。パワーユーザー向けのサブスクリプション制で早期アクセスを開始した。

Opera、自律型AIブラウザ「Neon」を発表:ローカル動作で代行操作
画像:indianexpress.com

ウェブブラウザを単なる閲覧ソフトではなく、ユーザーの代わりに作業をこなす自律型エージェントに変えようとする競争が一気に熱を帯びてきました。

ブラウザ大手のOperaは火曜日、AIを中心機能に据えた新ブラウザ「Neon」を発表しました。5月からクローズドプレビューが続いていましたが、今回から招待制の早期アクセスを開始し、月額19.99ドルのサブスクリプションとしてパワーユーザー向けに提供します。今後数か月でさらに利用枠を広げる計画です。

ページ操作を代行、データは端末内で完結

Neonの核となるのが「Neon Do」と呼ばれるエージェント機能です。一般的なチャットボットのように質問に答えるだけでなく、ユーザーに代わってウェブページ上を巡回し、フォーム入力や複数サイトをまたぐデータ比較を実行します。公式デモでは、食料品の代理注文を行う様子も公開されました。

日常の作業効率化にも直結しており、たとえば閲覧中のSubstackブログを要約してそのままSlackのチャンネルへ転送するといった連携が可能です。ブラウザ内の閲覧履歴を文脈として理解しているため、「先週見たYouTube動画」や「昨日読んだ記事」の内容を指定して呼び出すこともできます。

際立っているのはプライバシーへの配慮です。Operaによると、これらの操作は外部のクラウドサービスを経由せず、すべて端末ローカルで処理されます。ユーザーはAIの実行や一時停止をいつでも制御できます。本社をオスロに置き、世界で3億人以上のアクティブユーザーを抱える同社は、データ規制が厳しい欧州市場を見据え、このオンデバイス設計を大きな強みとして打ち出しています。

再利用できるカード機能と独立ワークスペース

使い勝手の面でも、最新のワークフロー自動化の仕組みが取り入れられています。「Cards」機能は、AIプロンプトをIFTTTのようにパーツ化して繰り返し使える仕組みです。「詳細抽出」や「比較表作成」といったカードを組み合わせることで、開いている複数タブの情報を一括で整理できます。ユーザー自身が作成できるだけでなく、コミュニティが作ったカードも利用可能で、これはThe Browser Companyの「Dia」にあるSkills機能に近い設計です。

また、開いているタブとAIの対話を一つの完結した作業領域にまとめる「Tasks」機能も搭載されました。プロジェクトごとにAIの文脈を切り分けることができ、ArcのSpacesとタブグループを合わせたような使い心地です。さらに、ブラウザ内で簡単なコードを書いて実行し、表やグラフを含むビジュアルレポートをその場で生成することも可能です。

なぜ重要か

日々の大半をリサーチや情報集約に費やしているリサーチャーやヘビーユーザーにとって、Neonが提示する自動化は試す価値があります。ただ、月額19.99ドルという価格設定は決して安くありません。しかもAIエージェントによるウェブ操作は、デモでは完璧に見えても実サイトのUI変更や認証でつまずきやすいのが実情です。日常使いに耐えうる安定性があるかどうかは、初期ユーザーの検証を待ってから判断しても遅くないと私たちは考えます。

業界全体を見渡せば、Perplexityの「Comet」やThe Browser Companyの「Dia」、さらに独自ブラウザを準備中とされるOpenAIの動向など、ブラウザを「行動のハブ」にする覇権争いが本格化しています。Operaがオンデバイスのプライバシー保護を旗印に有料モデルで先手を打ったことは、巨大IT企業が無料の標準機能として追随してくる前に確固たる足場を築くための、計算された一手と言えそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    indianexpress.com(新しいタブで開きます)原文indianexpress.com
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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