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業界動向

Nvidia、時価総額1兆ドルを一時突破:終値は9900億ドルに後退

公開 拡散指数 44

Nvidiaの時価総額が取引開始直後に一時1兆ドルを突破した。午後に上げ幅を縮小し9900億ドルで取引を終えたものの、半導体メーカーとして初の快挙となった。ChatGPTなど生成AIの需要急増を背景に、同社は第2四半期の売上高を市場予想を50%上回る110億ドルと予測している。

Nvidia、時価総額1兆ドルを一時突破:終値は9900億ドルに後退
画像:cnbc.com

長年ゲーマー向けグラフィックボードの代名詞だったエヌビディアが、ついに世界のテクノロジー産業の頂点へと駆け上がりました。

米国時間5月30日の取引開始直後、エヌビディアの時価総額が一時1兆ドルを突破しました。その後は利益確定売りに押されて終値ベースでは約9900億ドルまで押し戻されたものの、半導体メーカーとして史上初めて「1兆ドルクラブ」の門を叩きました。

予想を5割上回る驚異のガイダンス

エヌビディアの時価総額が終日1兆ドルを維持するには、株価が404.86ドル以上を保つ必要がありました。引けにかけて売りが出たものの、株価は52週高値を更新し、年初来の上昇率は一時177%超に達しました。

これまで時価総額1兆ドルを超えていたのは、アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾンといった一握りの巨大テック企業に限られていました。

この急騰の直接の引き金となったのは、先週発表された決算です。2024会計年度第2四半期の売上高見通しとして同社が提示した数字は110億ドルで、市場予想の71億5000万ドルを実に50%も上回る衝撃的な内容でした。

ゲーミングからAIインフラの覇者へ

エヌビディアのGPUは、OpenAIのChatGPTやGoogleのBardといった生成AIプラットフォームの学習と推論において不可欠なインフラとなっています。

かつてはPCゲーム用、あるいは暗号資産マイニング用と見なされていたGPUは、いまやAI開発における最重要の計算資源へと変貌を遂げました。

この恩恵はAMDやTSMCといったサプライチェーン全体に波及しています。一方で、長年CPUを主力としてきたインテルは在庫問題や開発の遅れに苦しみ、このAIブームの恩恵をほとんど享受できていません。

なぜ重要か

エヌビディアが一時的であれ1兆ドルに達したという事実は、生成AIブームの実利がどこに集まっているかを雄弁に物語っています。アプリ開発者やクラウド利用企業にとって、計算資源の確保と調達コストは最大のボトルネックになりつつあります。

業界全体から見れば、マイクロソフトやグーグルなどの巨大テック企業が軒並み一社の半導体に依存せざるを得ない異常な状況が浮き彫りになりました。各社が自社チップ開発を急ぐ動機が一段と強まったと言えます。

エヌビディアの強みは単なるハードウェア性能だけでなく、長年築き上げたソフトウェア基盤であるCUDAのエコシステムにあります。ただし、市場の期待値が極限まで跳ね上がっているだけに、AIへの設備投資が少しでも鈍化した場合の反動には注意が必要です。

情報源 (1)

  1. [1]
    cnbc.com(新しいタブで開きます)原文cnbc.com

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