Netflix「ザ・サークル」シーズン6にAIが参戦 人間に扮して賞金争奪へ
Netflixはソーシャルリアリティ番組『ザ・サークル』シーズン6の出演者を発表し、「マックス」という名のAIボットが人間のふりをして参戦することを明かした。AIは人間のインフルエンサーたちとチャット上で駆け引きを繰り広げ、10万ドルの賞金を狙う。人間がAIを見抜けるかが最大の見どころだ。

互いの顔が見えない隔離されたアパートで、専用のソーシャルプラットフォームだけを介して交流し、人気投票で生き残りをかけるNetflixのリアリティ番組『ザ・サークル(The Circle)』。
4月17日に配信が始まるシーズン6のキャスト発表で、前代未聞の仕掛けが明らかになりました。参加者の中に、人間ではなくAIボットが「Max」という偽アカウントで潜入しています。
番組は全13話で構成され、初日に4話が一挙配信された後、毎週水曜日に順次エピソードが公開されます。司会のMichelle Buteauが見守る中、参加者たちは賞金10万ドルを目指して駆け引きを繰り広げます。
テキスト越しの「究極のなりすまし」
『ザ・サークル』の基本ルールは、自分を偽る「なりすまし(キャットフィッシュ)」が認められている点です。
今シーズンでは、Brandonが「Olivia」、Caressが「Paul」として参加するなど計3組のなりすましが登場しますが、その1人がAIの「Max」です。
過去5シーズンを振り返ると、素性を偽ったプレイヤーが優勝できたのはわずか1回だけでした。画面越しのチャットだからこそ、人間特有の違和感や矛盾が突かれて暴かれるケースがほとんどです。
そのため、AIが人間の直感や疑念をかいくぐり、どこまで本物の人間らしく振る舞えるかが最大の見どころになります。
海外メディアや視聴者の間では、もしAIのMaxが勝ち残って優勝した場合、10万ドルの賞金は一体誰の手に渡るのかという疑問も早くも浮上しています。
なぜ重要か
私たちは、この試みを「大衆エンターテインメントの場で行われる最も生々しいチューリングテスト」だと捉えています。
ベンチマークのスコアを競う代わりに、お世辞や駆け引き、裏切りが渦巻く人間関係の中にAIを放り込むことで、現在の対話モデルがどれだけ自然な社会的知性を獲得しているかを一般人が目の当たりにできるからです。
クリエイターや制作業界にとっても、AIを単なる裏方の作業効率化ツールとしてではなく、番組のギミックそのものとして活用した面白い事例と言えます。
ただし、番組としてのリスクも小さくありません。AIの出力が制作陣によって過剰に編集・介入されていれば実験としての信憑性が失われますし、逆にボット特有の定型的な返答ばかりですぐに見抜かれてしまえば、単なる話題作りの出落ちに終わってしまう懸念があります。
情報源 (3)
- ew.com(新しいタブで開きます)原文ew.com
- yahoo.com(新しいタブで開きます)報道yahoo.com
- comingsoon.net(新しいタブで開きます)報道comingsoon.net