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ディズニー風AIポスターの流行を受け、マイクロソフトがロゴ生成を制限

公開 拡散指数 31

報道によると、ペットを主役にした「ディズニー・ピクサー風」AIポスターがネットで拡散したことを受け、マイクロソフトがBingの画像生成ツールを調整した。一時「Disney」の入力を遮断した後、生成されるロゴや文字が意図的に崩れる仕様に変更されている。

ディズニー風AIポスターの流行を受け、マイクロソフトがロゴ生成を制限
画像:petapixel.com

ここ最近、愛犬を主人公にしたディズニーやピクサー風の架空映画ポスターがSNSで爆発的な流行を見せていました。本物と見紛うクオリティに仕上がっていた最大の理由は、画面上部にあの見慣れたディズニーのロゴがそのまま描かれていたからです。

しかし、このバイラルブームに待ったがかかりました。マイクロソフトはBing上で提供しているAI画像生成ツールの仕様を変更し、「Disney」という単語の生成規制に乗り出しました。

ロゴを文字化けさせて急場をしのぐ

規制が始まった直後、ユーザーが「Disney」と入力すると利用規約違反の警告が表示され、生成そのものが遮断されました。その後マイクロソフトは微調整を行い、現在は画像自体は生成できるものの、ディズニーのロゴやテキスト部分はぐちゃぐちゃに崩された文字化け状態で出力されるようになっています。

フィナンシャル・タイムズ紙によると、ディズニー側が著作権や商標権の侵害について懸念を伝えた可能性が高いとされています。

知的財産専門の法律事務所Mathys & Squireのパートナーであるアンドリュー・ホワイト氏は同紙に対し、ディズニーのロゴを複製することは明確な商標権侵害にあたると指摘しています。同氏は、ユーザーが大半はお遊びでやっており自作映画と偽る意図はないとしても法的な問題は免れず、ディズニーにとっても自社知名度を高めるバイラル現象をどこまで取り締まるべきかというPR上の難しい線引きが存在すると分析しています。

マイクロソフトは取材に対し、安全システムの改良を進める中で生成結果に変動が生じる場合があるとした上で、アーティストや著名人、企業は自身の名前やブランドに関連する画像生成の制限を申請できると説明しました。

なぜ重要か

一般ユーザーにとって、有名IPのビジュアルをそのまま拝借して遊ぶハードルは確実に上がりました。今はディズニーが対象ですが、今後は他のスタジオや人気キャラクターも同様の制限リストに次々と追加されていくはずです。

業界全体から見れば、マイクロソフトの今回の対応は極めてその場しのぎに映ります。単語をブロックしたりロゴをつぶしたりする後処理のフィルターは、プロンプトの言い回しを少し工夫するだけで簡単に回避されてしまうからです。

私たちは、今回の措置がディズニーという巨大な権利元からの法的な圧力をかわすための最低限の防衛策に過ぎないと見ています。画像生成モデルがディズニー作品を含む大量の著作物で学習されているという根本的な疑問が残る限り、権利侵害を巡るイタチごっこは今後も続くはずです。

情報源 (1)

  1. [1]
    petapixel.com(新しいタブで開きます)原文petapixel.com

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