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読書体験をAIでデジタル化 Mark Engineeringが129ドルのスマートしおり「Mark 1」発表

公開 拡散指数 47

Mark Engineeringは、読書習慣の記録と要約を行うAI搭載スマートしおり「Mark 1」を発表した。価格は129ドル。チタン製ボディに小型画面と回転ノブを備え、連携アプリで読んだ内容の要約や進捗追跡、重要箇所の抽出を行う。紙の読書をデジタル化する試みだが、詳細なハードウェア仕様やサブスクリプションの有無などはまだ明かされていない。

読書体験をAIでデジタル化 Mark Engineeringが129ドルのスマートしおり「Mark 1」発表
画像:x.com

紙の本を開く理由の多くは、画面や通知から離れて静かに読書を楽しみたいからでしょう。しかし、その紙のページにまでAIを持ち込もうとするハードウェアが登場しました。

スタートアップのMark Engineeringは、AI搭載のスマートしおり「Mark 1」を発表しました。価格は129ドルです。バウハウスデザインに着想を得たという本体は、グレード5のチタンで作られた薄い金属プレートになっています。

ダイヤルを手で回すチタン製しおり

内部ハードウェアの詳しいスペックはまだ明かされていません。公開されたプロモーション映像を見る限り、小型のディスプレイと、右側に物理的な回転ノブが備わっています。

使い方は意外と手作業です。読み終えた場所をノブを回して手動で記録すると、その読書セッションのデータが同期端末の専用アプリへ送信される仕組みのようです。

データが送られると、直前に読んだ部分の要約や主要なテーマ、引用フレーズ、各種統計情報が自動で生成されます。

読書をフィットネスのように追跡する

専用アプリは、読書版のFitbitのような作りになっています。

読んだページ数や読書時間、読書ペース、連続読書日数の記録をはじめ、本全体の進捗状況を管理できます。さらに、読んだジャンルに基づいて知識レベルを数値化するスコア機能や、ゲーム感覚の機能、他のユーザーが何を読んでいるかを確認できるソーシャル機能も用意されています。

海外メディアは、先週HPに1億1600万ドルで買収されたHumaneのAI Pinを引き合いに出し、こうした独立型AIハードウェアが月額課金モデルを踏襲する可能性についても触れています。

なぜ重要か

Mark 1は、AIハードウェアが陥りがちな典型的なズレを象徴しているように見えます。

紙の本を読むユーザーにとって、最大の魅力はデジタル機器から解放される読書体験そのものです。もし本気で内容の要約やメモが欲しいのであれば、スマートフォンのカメラでページを撮影して既存のAIに尋ねれば済む話であり、わざわざ129ドルを払ってチタンの板を挟む動機は薄いと言わざるを得ません。

さらに、ページ数をダイヤルで手動入力しなければならない点も疑問です。文字を直接読み取るわけではないため、結局は手作業の記録用端末にすぎず、読書の没入感をかえって邪魔してしまう恐れがあります。

アプリで済む機能にわざわざハードウェアの殻をかぶせる手法は、ここ最近のAIガジェットで苦戦が続いています。読書家が求めている静けさとは逆行するアプローチに見え、日常的な実用性を見出すのは簡単ではなさそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    @markhardware(新しいタブで開きます)原文twitter.com
  2. [2]

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