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画像生成AIのLeonardo.Aiが3100万ドル調達、企業向け展開を強化

公開 拡散指数 35

画像生成AIプラットフォームのLeonardo.Aiは3100万ドルの資金調達を発表した。登録ユーザー数は700万人に達し、生成画像数は7億枚を突破。詳細な描写コントロールや独自モデルの学習、プライベートクラウド対応の企業版を武器に事業拡大を図る。

画像生成AIのLeonardo.Aiが3100万ドル調達、企業向け展開を強化
画像:techcrunch.com

オーストラリア・シドニーを拠点とする画像生成AIプラットフォームのLeonardo.Aiが、3100万ドルの資金調達を発表しました。出資者にはBlackbird、Side Stage Ventures、Smash Capital、TIRTA Ventures、高榕資本、そしてSamsung Nextが名を連ねています。

同社は昨年の設立以来、急速な成長を遂げています。昨年12月以降で登録ユーザー数は700万人に達し、プラットフォーム上で生成された画像の総数は7億枚を超えました。

ガチャからの脱却とコントロール性

Leonardo.Aiはもともと、ゲーム用アセットの制作に特化する目的でスタートしました。共同創業者兼CEOのJ.J. Fiasson氏は、前職のゲームスタジオ運営時代から生成AIの活用を模索していた人物です。

しかし開発を進めるうちに、広告、ファッション、建築といったクリエイティブ業界全体が、まったく同じ課題を抱えていることに気づきました。画風の統一が難しく、構図を思い通りに制御できないという点です。

Leonardo.Aiはオープンソース技術を基盤とし、合成データやクリエイティブ・コモンズのデータを用いて学習を行っています。最大の特徴は、ユーザー自身が追加学習を行って独自スタイルを固定できる点や、直感的な操作性にあります。

代表的な機能であるLive Canvasでは、テキストプロンプトを入力しながら画面上に大まかなスケッチを描くだけで、AIが筆跡に合わせてリアルタイムに高精細な画像を仕上げていきます。Fiasson氏が語るように、制御できて初めて実用性が生まれるという思想が根底にあります。

エンタープライズ市場への本格展開

同社は個人クリエイター向けだけでなく、法人向け事業の強化に舵を切っています。最近リリースされたエンタープライズ版では、チーム向けの共同編集機能やプライベートクラウドでのホスティングに対応しました。

さらに制作向けAPIを提供することで、外部の開発パイプラインやゲームエンジンのワークフローにLeonardo.Aiの機能を直接組み込めるようにしています。

調達した3100万ドルは、企業向けセールスおよびマーケティング部隊の採用と、開発エンジニアの拡充に充てられる予定です。

なぜ重要か

ゲーム制作者やイラストレーターにとって、Leonardo.Aiは今すぐ試す価値がある実用的なツールです。プロンプト頼みの運任せな生成から抜け出し、同一キャラクターや世界観を保ったまま連続してアセットを作れる環境は、制作現場の工数を確実に削ってくれます。

業界全体で見ると、Discord中心で展開するMidjourneyや、自社エコシステムを固めるAdobe Fireflyに対し、Leonardo.Aiは独立したWebインターフェースとAPI提供を武器に中間領域を押さえにかかっています。

私たちは、単なる絵の綺麗さではなく現場の操作性に賭けたアプローチは極めて現実的だと考えています。一方で、オープンソースモデルをベースにしている以上、基盤モデル自体の進化や競合によるリアルタイム生成機能の模倣にどう対抗するか、企業向け導入の囲い込みが今後の成否を分けることになりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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