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画像・動画生成

画像生成AI「Krea 2」、LoRAによるファインチューニングのベータ版を提供開始

公開 拡散指数 50

Kreaは画像生成モデル「Krea 2」向けにLoRAを活用した微調整機能のベータ版を公開した。独自の画風やキャラクター、特定オブジェクトを高精度に学習させることが可能となり、生成画像のコントロール性と一貫性が大幅に向上する。

画像生成AI「Krea 2」、LoRAによるファインチューニングのベータ版を提供開始
画像:x.com

プロンプトをどれだけ工夫しても、生成AIで同じキャラクターの顔や特定の筆致を何枚も維持し続けるのは至難の業でした。

画像生成プラットフォームのKreaは、独自モデル「Krea 2」向けのLoRA追加学習機能をベータ版として公開しました。最上位のMaxプランおよびBusinessプランの契約者を対象に、独自のスタイルやキャラクター、特定のオブジェクトを高精度に学習させることができます。

わずか3枚の画像から作れる微調整モデル

これまでもKreaはFluxやQwen、Wanなどのオープンモデル上でLoRAを扱えましたが、今回の目玉は自社モデルであるKrea 2への最適化です。従来のバックボーンに比べて、スタイルやキャラクターの同一性、質感の保持性能が大幅に向上したとしています。

使い方はシンプルに設計されています。ユーザーは対象の特徴が写った画像を最低3枚アップロードし、速度重視の「Krea 2 Medium」か、学習強度の高い「Krea 2 Large」を選択します。

学習の前にはシステムが画像へ自動でキャプションを付与します。これにより、背景の余計な小物がモデルに誤って焼き付くのを防ぐ仕組みです。ユーザーは学習を開始する前にキャプションを手動で修正することもできます。

完成したLoRAは生成ツール内で直接呼び出しが可能です。適用度のスライダー調整はもちろん、キャラクターLoRAと特定の絵柄LoRAを同時に重ね合わせて出力することもできます。学習したLoRAは初期状態で非公開となっており、公開設定にした場合でも学習元の元画像は隠されたまま保護されます。

なぜ重要か

単発の生成であれば参照画像を添えるスタイルリファレンスで事足りますが、シリーズものの挿絵や企業のブランディング素材を作る現場では、使い回せる「固定の画風・キャラクター」が欠かせません。プロンプトの運任せから脱却できる点で、実務クリエイターにとって強力な武器になります。

Kreaの巧妙な点は、従来ローカル環境の構築やGPUサーバーの契約が必要だったLoRA学習を、ブラウザ上で数クリックの作業に落とし込んだ点です。自動キャプション機能まで統合したことで、データセット整備の手間も最小限に抑えられています。

現時点でのネックは、高価格帯の有料プランに限定されている点です。無料ユーザーが気軽に試せる段階ではありませんが、商用デザインや継続的なキャラクター生成を行いたいクリエイターであれば、十分検討に値するアップデートといえます。

Midjourneyなどの競合が参照パラメータの改良で一貫性を担保しようとする中、Web完結型の本格LoRA学習を自社基盤モデルに直結させた動きは、生成AIツールのプロ向け実用化をさらに一段前進させました。

情報源 (2)

  1. [1]
    @krea_ai(新しいタブで開きます)原文x.com
  2. [2]

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