本文へスキップ
IFAI

AIツール

WordPressにAI執筆機能が登場:Jetpackがエディタ直結のアシスタントを公開

公開 拡散指数 37

JetpackはWordPressエディタ内で直接利用できるJetpack AI Assistantを発表した。プロンプトに応じた記事作成や文調の調整、12言語の翻訳と校正に対応する。20回分の無料リクエストが付属し、以降は月額10ドルで利用可能だ。

WordPressにAI執筆機能が登場:Jetpackがエディタ直結のアシスタントを公開
画像:jetpack.com

WordPressで記事を書く際、別タブでChatGPTを開いてテキストを生成し、それをエディタに貼り付けて崩れた書式を直す、という往復作業にうんざりしていた人は多いはずです。

Automatticが展開する主要プラグイン「Jetpack」は、WordPressのエディタ内で直接動作する生成AIツール「Jetpack AI Assistant」の提供を開始しました。WordPress.comおよびJetpackを導入したすべてのサイトで利用可能です。

エディタ内で「/ai」と打つだけ

使い方はいたって直感的です。ブロックエディタ上で「/ai」と入力するか、AI Assistantブロックを追加するだけで、画面内に会話型の入力インターフェースが現れます。

ブログ記事全体の執筆はもちろん、詳細な固定ページ、構造化されたリスト、表組みの作成まで、プロンプト指示ひとつでその場に生成されます。

ゼロからの執筆だけでなく、既存テキストの調整にも役立ちます。文章のトーンをユーモラス、自信に満ちた口調、共感的、フォーマル、会話調など自在に切り替えることが可能です。

魅力的なタイトルや要約の作成、スペルや文法の自動修正機能も備えています。さらに、日本語や英語をはじめ、スペイン語、フランス語、中国語、ヒンディー語など12言語の翻訳にも対応しており、母国語で下書きしてから他言語へ展開する作業もエディタ内で完結します。

20回まで無料、以降は月額10ドル

料金体系として、まずは20回分の無料リクエスト枠が用意されています。枠を使い切った後は、月額10ドルのサブスクリプションが必要になります。

なお、WordPress.comのユーザー向けには、期間限定で無料提供されています。公式は本機能を実験的な位置づけとしており、将来的に価格設定や仕様が見直される可能性があるとしています。

なぜ重要か

Jetpackの狙いは、サードパーティ製AIツールが抱える「コピペの手間」を完全に解消することにあります。

世の中にはすでに無数のライティングAIが存在しますが、その大半は外部サイトでの生成を前提としています。外部から記事を貼り付けると見出し構造やレイアウトが崩れ、結局手作業で修正する羽目になりがちです。CMSの標準ブロックとしてAIを組み込むアプローチは、執筆フローの無駄を削ぎ落とす意味で理にかなっています。

個人ブロガーや小規模メディアの運営者にとって、月額10ドルで校正ツール、翻訳プラグイン、見出し出しの壁打ち相手を兼ねられるなら、十分に試す価値があると言えます。まずは20回の無料枠で、自分の執筆ペースに合うか確認してみるのが賢い使い方でしょう。

一方で、競合との差別化という点には課題も残ります。裏側で動いているのが汎用的な大規模言語モデルである以上、ただテキストを生成するだけでは、ブラウザ標準のAI機能などに埋もれてしまう恐れがあります。サイト内の過去記事の文脈や固有のトーン&マナーをどれだけ学習・反映できるかが、今後の継続価値を左右しそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    jetpack.com(新しいタブで開きます)原文jetpack.com

毎日のAIピックアップ