Magiviz:脚本から動画完成まで全自動化するオープンソース AI 映像スタジオ
ItusiAI は AI 動画制作プラットフォーム「Magiviz」をオープンソース公開しました。脚本作成からキャラクター設計、絵コンテ、動画生成、結合までの 5 段階パイプラインを備え、Veo や Kling など複数モデルに対応。Stripe 決済やユーザー管理も内蔵され、API キーを設定すれば商用運用も可能です。
Magiviz は、企画から動画の書き出しまでを自動化するオープンソースの AI 映像制作プラットフォームです。脚本作成、キャラクター設計、絵コンテ生成、動画レンダリング、最終結合までの全工程を単一の Web アプリとして提供します。
何ができるのか
システムの中心となるのは、中断と再開に対応した 5 段階の直列パイプラインです。
ステップ 1 では、入力されたストーリー概要や尺、画面比率をもとに、シーン分解やキャラクター設定、演出指示を含む脚本を自動生成します。
ステップ 2 では登場人物の画像を並列生成します。参考画像のアップロードにも対応し、見た目の一貫性を保てます。
ステップ 3 でシーンごとの絵コンテを作成します。該当シーンに登場するキャラクター画像のみを入力として渡し、始点・終点フレームの個別生成も可能です。
ステップ 4 では、Veo 3.1、Kling 3.0、Seedance 2.0 / 2.5、Wan 3.0、MiniMax H3 など多彩なモデルを使って各シーン動画を並行生成します。
最後のステップ 5 で、FAL AI を利用してすべての動画クリップと音声トラックを 1 本の完成映像へと結合して書き出します。
パイプラインはバージョン管理に対応しており、気に入らないキャラクターや絵コンテだけを個別再生成しても過去の版が失われません。
さらに、NextAuth 認証、Stripe による月額サブスクや従量課金クレジット、紹介プログラム、多言語管理画面など、SaaS 運営に必要な機能も網羅されています。
動かし方
技術スタックは Next.js 15、TypeScript、Tailwind CSS、Drizzle ORM、PostgreSQL で構成されています。
動画生成は Kie.ai や ZenMux、FAL などの外部 API 経由で実行されるため、自前で高価な GPU を用意する必要はありません。
稼働環境として Node.js 18 以上と PostgreSQL データベースが必要です。
GitHub の ItusiAI/Open-Magiviz リポジトリをクローンし、npm install で依存パッケージを導入します。
.env.example を .env.local にコピーし、データベース接続先、NextAuth の秘密鍵、Stripe の認証情報、各種 API キーを設定します。
npm run db:push でデータベース構造を同期し、npm run dev を実行すれば起動します。Vercel への直接デプロイにも対応しています。
なぜ重要か
AI 動画生成サービスを立ち上げたい個人開発者や制作チームにとって、Magiviz は面倒な基盤開発をほぼ丸ごと省いてくれる存在です。複雑な非同期ポーリング処理や決済まわりの実装を一から組む必要がありません。
注意点として、標準では Kie.ai などの外部 API 仲介サービスに強く依存しています。独自の ComfyUI クラスターや自前 GPU を使いたい場合はバックエンドの改修が必要です。それでも、API キーを設定すればすぐに商用運用をはじめられるテンプレートとしての完成度は非常に高いと言えます。
情報源 (1)
- github.com(新しいタブで開きます)原文github.com