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イラン、潜水艦発射型のAI自律自爆ドローン「Hadid 110」を公開

公開 拡散指数 31

イラン国防省は、潜水艦や無人潜水艇(AUV)から発射できるAI自律自爆ドローン「Hadid 110」の映像を公開した。AI画像認識によって人手を介さず目標を識別・攻撃でき、遠隔操縦用の無線リンクが不要なため電波妨害を受けにくいと主張している。

イラン、潜水艦発射型のAI自律自爆ドローン「Hadid 110」を公開
画像:blog.adobe.com

自爆ドローンといえばトラックの荷台や簡易レールから発射される姿を思い浮かべがちですが、イランはその発射拠点を水中に沈めました。

イラン国防省は、世界初を謳う潜水艦発射型徘徊型自爆ドローンの映像を公開しました。オープンソース情報によると、この機体は「Hadid 110」と命名されています。国営メディアの映像では、水面に浮上した魚雷型ポッドから主翼折りたたみ式のドローンが射出され、そのまま飛行して地上標的に直撃する様子が捉えられています。

電波を断ち、AIだけで標的を追尾

このシステムの最大の特徴は、完全自律運用です。イラン軍当局によると、機体は画像認識AIを使って自律的に標的を識別・突入するため、遠隔操縦や無線リンクを必要としません。

操縦信号を送受信しないということは、基地局との通信を遮断する一般的な電波ジャミングが一切通用しないことを意味します。機体にはレーダー反射や音響シグネチャを抑える設計も施されていると報じられています。

さらにイラン側は、有人潜水艦だけでなく無人潜水艇(AUV)からの発射にも対応していると主張しています。映像内の発射装置は、紅海で米軍が確認したイラン製魚雷型AUVと酷似しています。

なぜ重要か

私たちは、この兵器の真の脅威は飛来距離ではなく、迎撃側から「対応時間」を奪う点にあると考えます。

内陸から飛来するドローンであれば、防空レーダーには探知から迎撃までに数十分の猶予があります。しかし、沿岸近くに潜伏した無人潜水艇から数キロ沖合で突然海面を割って射出された場合、防空システムが迎撃態勢に入るまでの時間は数十秒に圧縮されます。

水上艦艇や沿岸基地にとって、この組み合わせは非常に厄介です。高価なソナーや対潜哨戒アセットを、安価で小さな無人機ポッドの警戒に割かざるを得なくなるからです。

もっとも、公開映像を鵜呑みにはできません。小型折りたたみ機体の中に、過酷な戦場環境で誤爆なく標的を見分けられるだけのAI処理能力が本当に収まっているのかは未知数です。西側諸国が自律型殺傷兵器の倫理的リスクを議論する一方で、前線では操縦者を介さないAI兵器の実用化が急速に進みつつあるように見えます。

情報源 (1)

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    marineinsight.com(新しいタブで開きます)原文marineinsight.com

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