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Hyper3Dが「Rodin Gen-2」発表、テキスト指示で3Dモデルの局所編集が可能に

公開 拡散指数 41

Hyper3Dは、3Dモデル生成AI「Rodin Gen-2」とその編集機能を発表した。テキストや画像からの生成に加え、選択範囲を自然言語で修正できる3Dインペインティング機能を搭載。モデルを作り直すことなくディテールや質感を調整でき、3Dプリント向けSTL出力にも対応する。

Hyper3Dが「Rodin Gen-2」発表、テキスト指示で3Dモデルの局所編集が可能に
画像:hyper3d.ai

AIを使った3Dモデル生成で最大の悩みは、生成スピードではなく微調整が効かないことでした。一部の形状が気に入らないだけでモデル全体を破棄し、最初からサイコロを振り直すしかなかったからです。

Hyper3Dが発表した「Rodin Gen-2」は、この課題に正面から切り込みました。最大の特徴は、画像生成AIのインペインティングのように、3Dモデルの指定した箇所だけを言葉で手直しできる編集機能の搭載です。

やり直しの手間はかかりません。画面上で修正したい領域をドラッグしてバウンディングボックスで囲み、プロンプトを入力するだけです。実際のテストでは、生成した彫刻入りのアンティーク木製椅子に対し、背もたれ部分だけを選択して「彫刻に花のパターンを追加して」と指示すると、数秒でその部分だけが自然に更新されました。

指定した部分だけを「言葉」で直す

この3Dインペインティング機能は、表面のディテールだけでなく素材感や形状の調整にも対応します。クラシックカーの画像をアップロードして作成した3Dモデルに対して、塗装をメタリック仕上げに変更したり、ヘッドライトの形を整えたりといった操作もテキスト指示で行えます。

技術面では、大規模拡散モデルと独自の3D表現を組み合わせ、マスクされた領域だけをインテリジェントに再生成する仕組みを採用しています。周囲のメッシュと破綻なく馴染ませることで、不自然な継ぎ目を作りません。

さらに、バウンディングボックスやボクセル、点群を用いた空間制御機能や、高密度メッシュを扱いやすい形状に整えるスマート・ローポリ化機能も備えています。

リトポロジー不要のクアッドメッシュ

従来の3D生成AIが現場で敬遠されがちだった理由は、ポリゴン構造の乱雑さにありました。三角面が複雑に絡み合ったメッシュは、アニメーション制作やゲーム開発ではそのまま使えず、長時間のトポロジー修正が必要だったためです。

Rodin Gen-2が出力するモデルは、実務レベルでそのまま扱えるクアッドメッシュ(四角形ポリゴン)で構成されており、UV展開も完了しています。

書き出し形式も豊富で、3Dプリントにそのまま回せるSTL形式のほか、FBX、OBJ、GLB/GLTF、USDZに対応しています。Blender、Unity、Unreal Engineとの連携プラグインも用意されています。

なぜ重要か

局所的な高精度編集の実現は、3D生成AIが「実験的なツール」から「実務のワークフロー」へと脱皮するための決定打になると考えています。

2D画像生成でも、インペインティング機能が実装されて初めてプロの現場に組み込まれました。3Dデータは修正にかかるコストが2D以上に高いため、部分的なコントロールが効かないツールは現場に定着しませんでした。Rodin Gen-2のように会話感覚でパーツ単位の修正ができるようになれば、インディーゲーム制作者や3Dプリント愛好家の試行錯誤のコストは劇的に下がります。

リトポロジーの手間を省くクアッドメッシュ出力や、STLへの即時対応など、現場のペインポイントを的確に突いた設計は極めて賢いアプローチです。Tripo3DやScenarioといった競合サービスにも、局所制御機能の追随を迫ることになるでしょう。

一方で、ミリ単位の精度が求められる工業製品の設計や機械部品の公差合わせにおいては、自然言語による曖昧な指示だけで完結させるのはまだ困難です。現時点では、プロップ制作、コンセプトモデル、ホビー用途の3Dプリントなどで威力を発揮するツールと見るのが妥当です。

情報源 (2)

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    hyper3d.ai(新しいタブで開きます)報道hyper3d.ai

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