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Google Vidsが大幅刷新:Veoによる画像動画化やAIアバターが正式提供

公開 拡散指数 39

Googleは動画制作アプリ「Google Vids」の生成AI機能を一般提供した。Veoを活用した写真からの8秒音声付き動画生成や、台本を入力するだけで話せるAIアバター機能を追加。言い淀みを自動でカットする文字起こし編集も加わり、基本エディタは一般無料ユーザーにも開放された。

Google Vidsが大幅刷新:Veoによる画像動画化やAIアバターが正式提供
画像:workspace.google.com

社内研修や業務マニュアル、クライアントへのちょっとした提案で動画を作りたいと思っても、カメラの前に立って撮影するのは多くの人にとって依然としてハードルが高い作業です。

Google は、Google Workspace 向けの動画生成・編集アプリ「Google Vids」の機能拡充を発表し、AI アバターや画像からの動画生成機能を一般提供(GA)として公開しました。あわせて、Google Vids の月間アクティブユーザー数が 100 万人を突破したことも明らかにしています。

写真を動かし、AI に話させる新機能

今回のアップデートで最も実用的なのが、Google I/O で予告されていた「AI アバター」機能の正式提供です。スクリプトを入力して好みの人物アバターを選択するだけで、AI が自動で内容を読み上げる動画を作成できます。撮影スタッフの手配や社員本人の出演が不要になるため、新入社員のオンボーディングや製品デモ、社内教育などの用途に最適とされています。

また、自社開発の動画生成モデル「Veo」を活用した画像からの動画生成(Image-to-Video)も利用可能になりました。製品写真や社内のストック画像をアップロードし、テキストプロンプトを添えることで、音声付きの 8 秒間の動的クリップを生成できます。

自身でカメラに向かって撮影する場合の編集負担も軽減されています。動画の文字起こしテキスト上で不要なつなぎ言葉(フィラー)や不自然な間を数クリックで自動カットできる「トランスクリプト・トリム」機能が提供されました。さらに来月には、Google Meet でおなじみのノイズキャンセリングや背景設定、美顔フィルター機能が追加される予定です。

無料開放と今後のアスペクト比対応

利用プランの裾野も広がりました。Gemini を搭載しない基本的な Vids エディタ機能が、一般の無料 Google アカウント向けにも開放されました。日常のチュートリアルやイベント案内などに使えるテンプレートも用意されています。なお、Gemini を使った高度な AI 生成機能は、引き続き Workspace 各プランや Google AI Pro / Ultra などの有料登録者向けとなります。

共有面では、要望の多い縦型(ポートレート)や正方形フォーマットへの対応が予告されており、こちらは来四半期中の一般提供を予定しています。

なぜ重要か

ビジネス文書がテキストから動画へシフトする中、Google は動画編集を「専門ツールの作業」から「ドキュメント作成の延長」へと落とし込もうとしています。

ユーザーにとっての価値は明快です。社内向けの説明動画を作るためだけにカメラをセッティングし、何度も撮り直す必要がなくなります。AI アバターに台本を読ませ、不要な間はテキスト上で消せるため、動画作成スキルのない担当者でも短時間でそれなりの動画を仕上げられます。無料アカウントでも基本エディタを触れるため、試すハードルは極めて低いです。

業界への影響という点では、HeyGen や Synthesia といったスタンドアローンの AI アバター系スタートアップにとって強い脅威となります。企業がすでに契約している Google Workspace 内でアバター生成や動画作成が完結するとなれば、わざわざサードパーティツールに追加コストを払う理由は薄れるからです。

Google の狙いは的確ですが、気になる点もあります。Veo による生成動画が 8 秒にとどまる点や、スマホでの視聴が当たり前となった今、縦型や正方形の画角対応が来四半期までずれ込む点は遅いと言わざるを得ません。実務での本格的な浸透には、マルチデバイスへの柔軟な対応が欠かせないと考えます。

情報源 (1)

  1. [1]
    workspace.google.com(新しいタブで開きます)原文workspace.google.com

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