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AIモデル

Google、年次イベント「I/O」で次世代言語モデル「PaLM 2」を発表へ

公開 拡散指数 44

米CNBCが入手した内部文書によると、Googleは今週開催の開発者会議「Google I/O」で次世代の大規模言語モデル「PaLM 2」を発表する予定です。100以上の言語に対応しコーディングや数学能力が強化されているほか、Bardや検索、Workspaceへの生成AI機能の統合も披露されます。

Google、年次イベント「I/O」で次世代言語モデル「PaLM 2」を発表へ
画像:cnbc.com

検索とオフィスソフトを巡る主導権争いが過熱するなか、Google がいよいよ本丸の開発者イベントで反撃に出ます。

CNBC が入手した社内文書によると、水曜日に開催される Google I/O では人工知能が最大のテーマとなり、最新の大規模言語モデルである PaLM 2 を含む多数の生成 AI アップデートが発表される見通しです。

PaLM 2 の全貌と Bard の拡張

今回の目玉となる PaLM 2 は、社内で Unified Language Model というコードネームで開発されてきた最新モデルです。100 以上の言語に対応し、コーディング、数学、クリエイティブライティング、分析テストなどを広範にこなします。

Google は 2022 年 4 月に初代 PaLM を発表し、今年 3 月には企業向け API を公開しました。先月発表された医療特化型モデル Med-PaLM 2 は、医師国家試験レベルの問題に対し 85% の精度を記録したとされています。

対話型 AI の Bard も大幅に強化されます。コード生成、数学、論理的推論への対応に加え、新たに日本語と韓国語のサポートが追加される予定です。

さらに社内文書によると、Google はより強力な Bard の派生版もテストしています。より大規模なデータセットを用いて複雑な数学やプログラミングを解くマルチモーダル版 Multi-Bard や、Big Bard、Giant Bard と呼ばれるバージョンの存在も確認されています。

検索の生成体験と Workspace 連携

サービス面では、主力である検索エンジンと Bard に生成体験が組み込まれます。

オフィスツール Workspace の連携機能も拡大します。CNBC が確認した画像では、Google スライドのサイドバーにチャット入力欄が表示され、テキストを入力して指示するだけでスライド用の画像を生成できる仕様になっていました。スプレッドシートでのテンプレート自動生成や、Meet での画像生成機能なども順次拡大される見込みです。

ハードウェア関連では、以前から噂されていた折りたたみ式スマートフォン Pixel Fold も披露されます。高い耐久性を持つヒンジと防水性能を備えているとアピールされる予定です。

なぜ重要か

今回の発表は、Microsoft と OpenAI の攻勢に対して Google が総力を挙げて打ち返す防衛戦という意味合いを持ちます。

ユーザーや開発者にとって最大のメリットは、使い慣れた Gmail、Docs、スライド、そして検索窓の中に高度な AI が直接組み込まれる点です。別のチャット画面を開いてテキストを往復させる手間が省けるため、実用性は一気に高まります。日本語が早期サポート対象に入っている点も、国内ユーザーには見逃せません。

一方で課題は、巨額の計算コストと既存の検索広告ビジネスとの兼ね合いです。Multi-Bard のような大型モデルを数億人規模のトラフィックに耐えうる形で提供できるのか、そして検索結果を生成テキストで置き換えた際に広告収益をどう維持するのかについて、Google はまだ明確な答えを示し切れていないように見えます。

情報源 (1)

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