本文へスキップ
IFAI

AIツール

Google検索の「AI Mode」にCanvas追加、文章作成やプログラミングに対応

公開 拡散指数 48

Googleは米国向け英語環境の検索「AI Mode」において「Canvas」の提供を開始した。検索画面内で文章のドラフト作成やツールのコーディングが可能になる。ツールメニュー(+)から利用でき、Webデータや知識グラフを反映したプロトタイプ生成やコード確認、対話修正に対応する。

Google検索の「AI Mode」にCanvas追加、文章作成やプログラミングに対応
画像:blog.google

検索エンジンは、リンクを探す場所からその場で動くツールを作る場所へと変わりつつあります。

Googleは3月4日、AI Mode内の「Canvas」機能を米国の全英語ユーザー向けに一般公開しました。昨年Google Labsの実験的機能として公開されていたものが、創作やプログラミングを支援する新機能を備えて正式に検索へ統合された形です。

サイドパネルで動くプロトタイプを作る

Canvasは、AI Modeの画面右側に開く専用の作業スペースです。ツールのプラスメニューからCanvasを選び、作りたいものを言葉で説明するだけで、実際に動くプロトタイプが生成されます。

Googleが紹介したテスターの活用例では、奨学金の応募要件や締め切り、支給額を一覧で管理・可視化するダッシュボードが作成されていました。このツールの強みは、ウェブの最新情報とGoogleのナレッジグラフを直接組み合わせて構築できる点です。

ユーザーはサイドパネル内でツールの挙動を試したり、コード表示に切り替えて中身を確認したり、チャットで指示を出して修正を重ねることができます。TechCrunchによると、調査レポートをウェブページやクイズ、音声概要に変換することも可能で、同社のNotebookLMと重なる領域も多く見られます。なお、Geminiアプリ側では、Google AI ProやUltraの有料プラン向けにGemini 3や100万トークンのコンテキストウィンドウが提供されています。

なぜ重要か

一般ユーザーにとっての価値は、日常のちょっとした不便を解消するミニアプリが、開発知識ゼロで数分で作れる点にあります。旅行の予算管理表や子どもの単語テストなど、専用アプリを探すほどではないニーズを検索窓の中で即座に形にできます。

業界の視点で見ると、Google最大の強みである検索の圧倒的な流通力が発揮された動きと言えます。ChatGPTやClaudeを使うために別サイトへ行く習慣がない一般層に対しても、日常の検索画面から自然にAIアプリ作成体験を届けることができます。

ChatGPTのCanvasが質問に応じて自動で立ち上がるのに対し、GoogleやAnthropicのClaudeが手動選択を採用している点は、作業の邪魔になりにくく賢い判断だと私たちは考えています。一方で、Canvas、Gemini、NotebookLMという似たような作業ツールがGoogle内に乱立しており、一般ユーザーがどこで何を使うべきか迷いやすい点は今後の課題になりそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

毎日のAIピックアップ