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AIツール

Google、「Antigravity 2.0」を発表 マルチエージェント対応のデスクトップアプリやCLIを提供

公開 拡散指数 49

Googleはの「I/O 2026」にて、AIコーディング環境「Antigravity 2.0」を発表した。Gemini 3.5 Flashを搭載し、専用デスクトップアプリやCLI、SDKを提供。複数エージェントの並行処理やバックグラウンドタスクの予約実行に対応し、月額100ドルの新プランも導入された。

画像:techcrunch.com

Google は昨年、Cursor に対抗する形で AI コーディングツール Antigravity を立ち上げました。そして Google I/O 2026 にて、その次世代版となる Antigravity 2.0 を正式に発表しました。

これまでの IDE 連携型 Agent Manager から脱却し、macOS、Linux、Windows に対応した単体のデスクトップアプリへと刷新。コーディングにとどまらず、ナレッジワーク全般を支援するツールへと守備範囲を広げています。

サブエージェントの並列処理とバックグラウンド実行

今回の最大の特徴は、複数のエージェントを同時にオーケストレーションできるようになった点です。ユーザーは独自のサブエージェントワークフローを組み、非同期でタスクを並行処理させることができます。

cron による定期タスクのスケジュール実行や、外部システムと連携する JSON hooks をサポート。さらに設計の穴を厳しく問い詰めてくれる /grill-me や、目標を定義する /goal などの新しいスラッシュコマンドも追加されました。

また、Gmail や Google ドキュメントに続いてネイティブの音声コマンド入力にも対応しています。

基盤モデルには、新開発の Gemini 3.5 Flash を採用。Google によれば、このモデル自体の開発にも Antigravity が使われたとのことです。

開発者向けには新しい Antigravity CLI や SDK、API も提供され、従来の Gemini CLI からの移行が促されています。AI Studio にはテンプレートやローカルへのエクスポート機能が追加され、Firebase や Android、Google Cloud との接続も強化されました。

料金体系も見直され、Pro プランの 5 倍の制限枠を持つ月額 100 ドルの AI Ultra プランを新設。従来の最上位プランは月額 250 ドルから 200 ドル(Pro の 20 倍枠)へ値下げされています。

なぜ重要か

Google Cloud や Android、Firebase を主戦場にしている開発者にとって、Antigravity 2.0 は今すぐ試す価値がある選択肢になりました。AI Studio で作ったプロトタイプをローカルへ書き出し、cron でバックグラウンド検証を回せる仕組みは、日々の開発手戻りを確実に減らしてくれます。

業界の視点で見れば、Google の戦い方は非常に巧みです。エディタの枠内だけで競合と消耗戦をするのではなく、独立したデスクトップ環境でマルチエージェントを指揮するプラットフォームへと昇華させました。

ただし、懸念点がないわけではありません。複数のサブエージェントがバックグラウンドで非同期に動く設計は、それだけトークン消費が一気に跳ね上がるリスクを孕んでいます。200 ドルへの値下げがあったとはいえ、不用意な無限ループやタスクの逸脱をどう抑え込むかが運用の鍵になりそうです。

情報源 (2)

  1. [1]
    antigravity.google(新しいタブで開きます)原文antigravity.google
  2. [2]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)報道techcrunch.com

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