Gmail、Geminiで返信提案が進化 文脈を汲んだ長文メール作成に対応
GoogleはAndroidおよびiOS版Gmail向けにGeminiを活用した「コンテキスト対応スマートリプライ」の提供を開始した。従来の定型文にとどまらず、スレッド全体の文脈を理解して挨拶や結びを含む返信文を提示する。現在は英語のみ、Gemini有料プラン加入者向けに展開されている。

Googleは、AndroidおよびiOS版Gmail向けに、Geminiを活用したコンテキスト対応「スマートリプライ」の配信を開始した。5月に予告されていた機能だ。
短い定型文から本格的な下書きへ
2017年に導入された従来のスマートリプライは、「対応中です」や「共有ありがとうございます」といった短い返答候補を出すだけにとどまっていた。
今回のアップデートでは、Geminiがメールスレッド全体の文脈を読み込み、送信者の意図に沿った詳細な返信を作成する。冒頭の挨拶や文末の署名まで含んだ文章が提示されるのが特徴だ。
ユーザーは候補をプレビューし、文体に合ったものを選んでそのまま送信するか、手直しして送信できる。現在は英語のみに対応し、Gemini Business、Enterprise、Education、Education Premium、Google One AI Premiumの契約者に提供される。
なぜ重要か
生成AIを日常の道具に組み込むアプローチとして、非常に手堅く実用的だ。
チャット画面でゼロからプロンプトを入力させるのではなく、受信トレイの文脈を汲み取ったドラフトを提示する設計は、メール処理に追われるビジネスパーソンにとって確実な時短につながる。
一方で、現時点では英語限定かつ有料サブスクリプション限定となっている。Googleはこうした日常的で細かな効率化機能を、AI有料プランへ誘導するための武器として位置づけているとみられる。
情報源 (1)
- theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com