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Google、Bardに新型AI「Gemini」を導入:まず英語版Proから

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Googleは対話型AI「Bard」に最新モデル「Gemini」を統合すると発表した。まずは170以上の国と地域で英語版のGemini Proがテキスト向けに提供され、GPT-3.5を上回る推論性能をアピールする。最上位のGemini Ultraを積んだBard Advancedは来年初頭に登場予定だ。

Google、Bardに新型AI「Gemini」を導入:まず英語版Proから
画像:blog.google

Google は新開発のマルチモーダル AI モデル「Gemini」を発表し、同社の対話型 AI サービス「Bard」へ即日統合を開始しました。Bard のリリース以来、最大規模の刷新となります。

Gemini Pro を英語環境向けに即日提供

今回のアップデートは 2 段階で進められます。

まず第一段階として、Bard に特別調整された「Gemini Pro」の英語版が組み込まれました。推論、計画、文章理解などの性能が向上しており、世界 170 以上の国や地域で提供が始まっています。現時点ではテキストによるプロンプトに対応しており、欧州などの対応地域拡大やマルチモーダル機能の追加は近日中に予定されています。

性能面では、業界標準の 8 つのベンチマークのうち 6 つで GPT-3.5 を上回ったと Google は説明しています。これには多言語理解を測る MMLU や小学校レベルの算数推論を測る GSM8K が含まれます。

また、第三者によるブラインドテストにおいて、Gemini Pro を搭載した Bard は主要な代替製品を抑え、最も好まれる無料チャットボットとして評価されたとのことです。さらに YouTuber の Mark Rober 氏と共同で、高性能な紙飛行機を設計するデモも公開されています。

最上位モデル Gemini Ultra は来年初頭に提供へ

Gemini には用途に応じて「Ultra」「Pro」「Nano」の 3 つのサイズが用意されています。このうち最上位の Ultra は、テキスト、画像、音声、動画、コードなど多面的な情報を素早く理解し処理できる能力を持ちます。

Google は来年初頭、この最上位モデルを利用できる新機能「Bard Advanced」を提供する計画です。現在は広範な安全性チェックを実施しており、一般公開に先駆けて信頼できるテスター向けの先行プログラムを開始するとしています。

誤答対策として、回答をワンクリックで検索確認できる Google で検索 ボタンなどの安全機能も引き続き提供されます。

なぜ重要か

一般ユーザーや開発者にとって、無料枠で利用できる AI ツールの選択肢が大きく広がった点は見逃せません。

普段 GPT-3.5 をベースとした無料版 ChatGPT を使っていて論理的思考やコード生成に物足りなさを感じていた人なら、今すぐ Bard を試してみる価値があります。現状は英語かつテキスト中心という制約はあるものの、無料でベンチマーク上位の処理能力に触れられる実用的な選択肢が登場したことになります。

業界全体にとっても、OpenAI が先行してきたチャットボット市場に Google が本格的な反撃を仕掛ける契機になります。Pro モデルで GPT-3.5 を抑えつつ、来年初頭に Ultra で最前線の競争に挑む構図が整いました。

今回の 2 段階展開は賢明な手法だと考えられます。扱いやすい Pro を先に投入して存在感を取り戻しつつ、リスクの高い最上位モデル Ultra は安全検証を重ねてから投入することで、公開直後のトラブルを回避しようとしています。真の評価は、来年初頭に登場する Bard Advanced が実際の業務環境でどこまで実力を発揮できるかにかかっています。

情報源 (1)

  1. [1]
    blog.google(新しいタブで開きます)原文blog.google

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