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Fiverrが個人向けAIモデル発表:フリーランスが自作データでAIを育成・販売可能に

公開 拡散指数 39

ギグワーク大手のFiverrは「Personal AI Creation Model」を発表した。声優やデザイナーなどのフリーランスが自身の過去作品でAIを訓練し、顧客に販売・課金できる月額25ドルの仕組みだ。問い合わせに対応する個人用AIアシスタントも提供されるが、初期対象は一部の選定クリエイターに限られる。

Fiverrが個人向けAIモデル発表:フリーランスが自作データでAIを育成・販売可能に
画像:techcrunch.com

生成AIの登場以降、クラウドソーシング市場は最も激しい打撃を受けてきた領域の一つです。画像生成ツールやChatGPTの普及によってライティングやデザインの低価格案件は急減し、独立した調査でもフリーランスの代替ペースが加速していることが示されています。

こうしたなか、大手プラットフォームの米Fiverrは、フリーランス自身をAI化して販売できる新施策を発表しました。

自分の作風を学習させたAIモデルを有料提供

Fiverrが発表した「Personal AI Creation Model」は、イラストレーターやナレーターなどの受託者が、過去の自作ポートフォリオを学習させて独自の生成モデルを構築できる機能です。

クライアントは案件に応じて、人間の完全手作業、AIによる即時生成、あるいはAIの下書きに人間が仕上げを加えるハイブリッド形式のいずれかを選んで発注できます。

生成物の著作権は受託者に帰属し、モデルはいつでも無効化できます。またFiverr側は、受託者のデータを使って競合する社内モデルを学習させることはないと明言しています。

利用料は月額25ドルで、まずは審査を通過した数千人のトップランカーのみに開放されます。

顧客対応AIの導入と、優秀者への自社株付与

同時に提供される「Personal AI Assistant」(月額29ドル、または上位プランに内包)は、過去のチャット履歴をもとに微調整された顧客対応ボットです。

受託者がオフラインのときでも自動で顧客対応を行い、一定の条件で人間に引き継ぐトリガーも設定できます。さらにFiverrは、優れた実績を上げた受託者に対して同社の株式を付与するプログラムも開始すると明らかにしました。

なぜ重要か

受託者にとって、この機能は魅力とリスクが表裏一体です。AIの台頭で仕事が減るなか、自分の作風をライセンス化して受動的な収益を得られる可能性がある一方、毎月追加でツール費用をプラットフォームに支払わなければ競争から取り残されるというプレッシャーが生じます。

当社としては、Fiverrのこのアプローチはプラットフォームの防衛策としては非常に巧みだと考えます。受託者が外部のAIツールに流出するのを防ぎつつ、月額課金という新たな収益源を確保できるからです。

しかし、本質的な課題は残ります。チャット履歴を学習に使うことへのプライバシー懸念は根強く、発注者が「個人の微調整モデル」と「安価な汎用AI」の差にどこまで対価を払い続けるかはまだ未知数です。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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