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Figure AI、次世代人型ロボット「Figure 04」のデザイン確定を発表

公開 拡散指数 39

Figure AIのCEOが次世代人型ロボット「Figure 04」の設計が完了し部品出荷を開始したと発表した。人間の手に迫る器用さを目指し、20億ドルの資金と35億ドルの計算資源契約を武器に、週約810万ドルをデータに投じて「Helix 3.0」モデルを訓練している。

画像:youtube.com

アーノルド・シュワルツェネッガー氏の登場で幕を開けたFigure AIの全社ミーティングで、CEOのブレット・アドコック氏が驚くべき宣言を行いました。開発中の次世代人型ロボット「Figure 04」が「完全設計完了(full design lock)」に至り、同機は「人型ロボット界のiPhone 1になる」という主張です。

公開された動画内ではFigure 04の機体全体に強いモザイクがかけられており、外観の全貌は伏せられたままですが、明かされた数字とハードウェア構成は業界の注目を集めています。

手の駆動部が全身を上回る超多関節構成

アドコック氏によると、Figure 04の部品供給はすでに始まっています。最大の進化点は人間の器用さに近づけたというロボットハンドです。

特筆すべきは、手部に組み込まれたアクチュエータ(駆動装置)の数が、手以外の全身にあるアクチュエータの合計数を上回っている点です。

物をつまむ、道具を扱うといった繊細な作業を人間に代わってこなすため、機械構造としての自由度を極限まで引き上げる力技を選んだ形です。

データ取得に週810万ドル、狙うは「ベビーAGI」

ハードウェアだけでなく、ロボットを制御するAIモデルも巨大化しています。アドコック氏が「ベビーAGI」と呼ぶ新基盤モデル「Helix 3.0」の開発が進められています。

学習には自社の「Index」アプリを活用し、毎秒81分間分に相当する人間の作業動画を吸い上げています。アップロード総数は3750万件に達しました。

このデータ処理と収集にかかる費用は、わずか1週間で約810万ドル(約12億円規模)に上ります。アドコック氏は、今後1年間で同社がデータにかける費用だけで、多くの競合ロボット企業が調達した累計資金を上回ると豪語しています。

この莫大な投資を支えるのが、20億ドル以上の手元資金と35億ドル規模の計算資源(コンピュート)契約です。数週間以内にはさらに大規模なバージョンのHelixを公開する予定とされていますが、現時点で性能を測る客観的なベンチマークテストの結果は公開されていません。

なぜ重要か

私たちは、Figure AIがOpenAIやAnthropicが実証してきた「スケール則」をそのまま物理ロボットの世界に持ち込もうとしている点に注目しています。大規模な資金調達を行い、それを計算資源とデータに一気に注ぎ込んで力任せに能力を引き上げる手法です。

これが通用するならば、数十億円規模の資金で歩行制御アルゴリズムを磨いてきた従来のロボット企業は、一気に戦線離脱を余儀なくされる可能性があります。資本力とデータ収集力そのものが参入障壁になるからです。

一方で、危うさも同居していると私たちは考えています。「iPhone 1」や「ベビーAGI」といった大言壮語の一方で、機体にはモザイクがかけられ、ベンチマークスコアも一切公開されていません。

さらに、手だけに全身を超えるアクチュエータを詰め込む設計は、故障率や発熱、製造コストの面で極めて高いリスクを伴います。動画編集のない実環境で、壊れずに人間並みの作業をやり遂げられるのか。真価が問われるのはモザイクが外れてからです。

情報源 (1)

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    x.com(新しいタブで開きます)原文x.com

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