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ElevenLabsが往年の名優の声を再現:ジュディ・ガーランドらが本を朗読

公開 拡散指数 37

ElevenLabsは遺産管理団体と提携し、リーダーアプリでジュディ・ガーランドやジェームズ・ディーンらのAI音声を公開した。ガーランドの声で『オズの魔法使い』を聴くことなどが可能。ただし、これら象徴的な声はアプリ内での個人ストリーミング再生に限定され、外部への書き出しには対応しない。

画像:elevenlabs.io

もし『オズの魔法使い』をドロシー本人の声で朗読してもらえるとしたら、読書体験は一変するはずです。

音声AI開発のElevenLabsは、映画や演劇界の伝説的スターたちの声を同社のReaderアプリに追加したと発表しました。対象となるのは、ジュディ・ガーランド、ジェームズ・ディーン、バート・レイノルズ、サー・ローレンス・オリヴィエの4名です。

ネット上の無断クローンではなく、各著名人の遺産管理団体および代理を務めるマネジメント企業CMG Worldwideとの正式なパートナーシップによって実現しました。

遺族公認で蘇る往年の名優たち

亡くなった著名人の声をAIで再現する試みは、常に著作権や倫理の面で激しい議論を呼んできました。

今回は正規の許諾を得ており、遺族側からも歓迎の声が寄せられています。ジュディ・ガーランドの娘である女優ライザ・ミネリは、母親の素晴らしい遺産が新しいファンに届き、長年の愛好者にとっても刺激的な機会になるとコメントしています。

公式では、ジュディ・ガーランドの声で聴く『オズの魔法使い』や、ローレンス・オリヴィエが語る『シャーロック・ホームズ』といった楽しみ方が提案されています。

利用は個人向け朗読アプリ内に限定

先週リリースされたばかりのReaderアプリは、端末内の記事やPDF、ePub、電子書籍、ニュースレターを感情豊かで文脈に応じた音声に変換して聴くことができるツールです。

ただし、重要な制限がひとつあります。

これらの伝説的ボイスは、Readerアプリ内での個人ストリーミング再生に限定して提供されます。外部に共有するコンテンツを作成するためのオープンな音声ライブラリには追加されません。

ユーザーがジェームズ・ディーンの声を使って動画のナレーションを作ったり、広告音声を出力したりすることはできない仕様になっています。

なぜ重要か

私たちは、ElevenLabsが音声の利用範囲を厳格に絞り込んだ点こそが極めて賢明だと考えます。

音声クローンをクリエイター向けAPIとして無制限に開放すれば、ディープフェイクや悪用のリスクが一気に高まり、遺族側との提携は破綻しかねません。私的なテキスト朗読という閉じた空間に限定したことで、遺産の保護と最先端AIの利便性が見事に両立しています。

ユーザーにとっては、名著を往年の大スターの語り口で追体験できる情緒的な価値が非常に大きく、これだけでも新アプリを試す十分な動機になります。

業界全体にとっても、故人の声や肖像権をAI時代にどう活用すべきかという論点に対し、法的に安全で商業的にも成立する実例を示した意義は小さくありません。今後のデジタル権利ビジネスの標準モデルになっていく可能性が高そうです。

情報源 (1)

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    elevenlabs.io(新しいタブで開きます)原文elevenlabs.io

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