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画像・動画生成

DynamicslabがMirageを発表:事前作成マップのないリアルタイム生成AIゲームエンジン

公開 拡散指数 44

Dynamicslabがリアルタイム生成型ゲームエンジン「Mirage」を発表しました。従来のマップや静的アセットを一切使わず、プレイヤーの操作やプロンプトに応じてクラウド上で3D映像を1フレームずつリアルタイム生成します。現在約16fpsでブラウザ配信されており、画像からワールドを即時生成することも可能です。

DynamicslabがMirageを発表:事前作成マップのないリアルタイム生成AIゲームエンジン
画像:gaming.net

従来のゲーム開発では、クリエイターがマップを作り、3Dモデルを配置し、ルールをコードで記述するのが当たり前でした。プレイヤーは完成した巨大なデータをダウンロードし、あらかじめ用意された世界を遊ぶ仕組みです。

Dynamics Labが公開したゲームエンジン「Mirage」は、その前提を覆そうとしています。事前作成されたマップやアセットを一切持たず、プレイヤーの操作に応じてリアルタイムに世界をAIが生成する、世界初の生成型ゲームエンジンを謳っています。

事前データなし、操作に合わせてフレーム単位で描画

UnityやUnreal Engineのような既存エンジンは、開発者がオブジェクトを手動で配置して世界を構築します。そのため、一度リリースされたゲームの内容は基本的に固定されます。

対するMirageには、シーンエディタも素材パックも存在しません。バックエンドで動いているのは、Transformerと拡散(Diffusion)技術を組み合わせた巨大なAIモデルです。膨大なゲームプレイ動画や操作ログで学習されており、道路のカーブの仕方や建物の配置、カメラの動きなどをAIが自ら把握しています。

プレイヤーはブラウザを開くだけで、インストール作業は不要です。キーボード入力やテキストプロンプトがクラウドに送られると、AIが次のフレームを即座に予測・生成し、動画のようにストリーミング配信します。短期記憶を備えているため、少し進んだ後に振り返っても世界が破綻することはありません。

さらに、三人称視点ゲームのスクリーンショットを1枚アップロードするだけで、その画像をベースにしたインタラクティブな3D空間をAIがその場で立ち上げる機能も備わっています。

現時点のスペックは標準解像度で約16fpsにとどまりますが、リアルタイムに3Dシーンをゼロから描き出している割には入力遅延が抑えられており、技術的な実証としては高い完成度を見せています。

なぜ重要か

これまで発表されてきたAIプレイアブルデモの多くは、短時間の映像クリップに近いものでした。Mirageは、実際にプレイヤーの入力にリアルタイムで追従し、継続して歩き回れる3D空間を生成した点で一歩先に進んでいます。個人クリエイターが画像を1枚投げるだけでプロトタイプを立ち上げられる未来が見えてきました。

ただし、最大の課題はインフラコストと運用面にあると私たちは考えます。従来のゲームはプレイヤー側のPCやゲーム機がレンダリングを担いますが、MirageはフレームごとのAI生成をすべてクラウドサーバーで処理します。16fpsの現状でも相当な計算リソースを消費しているはずで、これを大人数の同時接続で成立させる採算モデルはまだ見えません。それでも「ゲームを丸ごとダウンロードして遊ぶ」時代の終わりを予感させる、野心的な試みです。

情報源 (2)

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    blog.dynamicslab.ai(新しいタブで開きます)原文blog.dynamicslab.ai
  2. [2]

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