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DuckDuckGoのプライベートAIが正式版に:ログイン不要で利用可能、完全オフにも対応

公開 拡散指数 40

DuckDuckGo は AI チャット「Duck.ai」のベータを終了し、検索の AI 要約を拡充した。アカウント登録不要かつ完全匿名で GPT-4o mini や Claude 3 Haiku などを無料で利用でき、会話履歴は端末内のみに保存される。AI 機能が不要なら設定から完全にオフにすることも可能だ。

DuckDuckGoのプライベートAIが正式版に:ログイン不要で利用可能、完全オフにも対応
画像:spreadprivacy.com

検索エンジン各社が検索結果画面のトップにAI生成テキストを押し込もうと躍起になるなか、プライバシー重視を掲げるDuckDuckGoは全く異なるアプローチを選びました。

同社は3月6日、これまでテスト運用を行っていたAIチャットプラットフォーム「Duck.ai」の正式版を公開したと発表しました。同時に、通常の検索結果に表示されるAI支援回答機能も大幅に強化されています。

最大の特徴は、完全無料かつアカウント登録不要で利用できる点です。そして何より、AIを使いたくないユーザーには「完全に非表示にする」選択肢を用意しています。

匿名プロキシで最新モデルを使う

Duck.ai(旧DuckDuckGo AI Chat)は、人気のAIモデルに匿名でアクセスできるサービスです。

利用可能なモデルには、OpenAIのGPT-4o miniおよび推論特化型o3-mini、AnthropicのClaude 3 Haiku、MetaのLlama 3.3、Mistral Small 3が並びます。専用URLのほか、DuckDuckGoの検索窓に「!ai」や「!chat」と打ち込むだけでも呼び出せます。

仕組みは極めてシンプルです。ユーザーが入力したプロンプトはDuckDuckGoが代理でプロキシ通信を行い、IPアドレスや個人メタデータをすべて削除した上で各AI事業者にリクエストを送ります。

提携各社とはプロンプトをモデル学習に使わせない契約を結んでおり、システム維持のための一時データも30日以内に完全削除されます。新機能の「最近のチャット」も端末のローカル環境にのみ保存され、外部サーバーには一切残りません。

AIの表示頻度はユーザーが決める

単体のチャットだけでなく、検索エンジン側のAI回答(旧DuckAssist)も進化しました。情報ソースが従来のWikipedia中心からWeb全体へと拡張され、現在は毎日数百万件の回答を生成しています。

興味深いのは、その表示頻度をユーザー側が細かくカスタマイズできる点です。

検索設定から「頻繁(20%以上の検索で表示)」「時々(デフォルト)」「オンデマンド」「なし(Never)」を選べます。AIの要約が不要なら、設定をオフにするだけで昔ながらの検索リンク一覧に戻せます。

また、Webサイトの運営者側が「自社コンテンツをAIの要約に使わせない」と拒絶しても、通常検索の掲載順位にペナルティを与えない方針も明確にしています。

なぜ重要か

私たちは、DuckDuckGoのこの姿勢こそが、AI疲れを感じている現代のネットユーザーに対する最も誠実な回答だと考えます。

プライバシーを気にするビジネスパーソンや開発者にとって、Duck.aiは今すぐブックマークする価値があります。OpenAIやAnthropicに個別に課金やアカウント登録をすることなく、主要な軽量・中型モデルを用途に応じてノーリスクで使い分けられるからです。業務上のアイデア出しに使っても、それが勝手にAIの学習データに吸い上げられる心配はありません。

業界全体で見れば、GoogleなどがAI Overviewを強制的に押し付けて批判を浴びるなか、「AIをオフにする自由」を前面に出した意義は小さくありません。検索エンジンの主権をユーザーの手に取り戻す試みと言えます。

課題があるとすれば、この無料提供モデルの継続性でしょう。トラッキングをしない検索広告の収益だけで、膨大なAPI利用コストをどこまで支え切れるかは未知数です。将来的に上位モデル向けの有料プランも検討中とされていますが、現時点の無料枠だけでも試す価値は十分にあります。

情報源 (1)

  1. [1]
    spreadprivacy.com(新しいタブで開きます)原文spreadprivacy.com

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