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Deveillance、盗聴や勝手な録音を阻止する「Spectre I」を発表

公開 拡散指数 47

Deveillanceは周囲の機器による不要な音声録音を防ぐスマートデバイス「Spectre I」を発表した。常時マイクが待機するスマート機器やAIからプライベートな会話を守る狙いだ。具体的な技術仕様や価格、発売日などはまだ明かされていない。

Deveillance、盗聴や勝手な録音を阻止する「Spectre I」を発表
画像:x.com

スマートフォンやスマートスピーカー、ノートPCなど、現代の日常的なデバイスは音声認識のために常にマイクを待機させています。こうした常時マイクによる会話の収集や、AIの学習データとしての利用に対する懸念が高まる中、ハードウェアスタートアップのDeveillanceがマイク盗聴防止デバイス「Spectre I」を発表しました。

創業者のAida Baradari氏によると、Spectre Iは従来のジャミング装置とは根本的にアプローチが異なります。従来の妨害機は人間にも聞こえるホワイトノイズを流すものが大半でしたが、Spectre Iはまず周囲の空間をスキャンして存在するマイクを検知します。

その上で、マイクの音声認識処理を狂わせる特殊な信号をピンポイントで照射します。その結果、録音されたデータは完全に歪んで聞き取れないノイズへと変換されますが、周囲にいる生身の人間同士は一切邪魔されることなく自然に会話を続けられます。

ただし、製品はまだ開発段階にあります。Deveillanceは初回出荷時期を2026年後半と見込んでおり、製品自体の最終価格もまだ公表していません。現在公式サイトで予約を受け付けていますが、予約には1,199ドル(約18万円)の返金可能なデポジットが必要です。

なぜ重要か

AI機能の普及に伴い、スマートデバイスが収集する音声データのプライバシー問題はますます深刻化しています。Spectre Iのアプローチは、人間に不快なノイズを聞かせずにマイクの受音機能だけを無力化するという点で、非常にスマートかつ実用的な方向性を突いています。企業の役員会議や機密性の高い商談を行うビジネス層にとって、需要は確実に存在するでしょう。

しかし、現時点で一般ユーザーが予約に手を出すべきではないと私たちは考えています。最終価格すら明かされていないハードウェアに対し、2026年後半の出荷予定に向けて1,199ドルのデポジットを預けるのはリスクが大きすぎます。

また、スマートフォンやPCに搭載されているマイクセンサーやノイズキャンセリングの仕組みはメーカーや世代によって多種多様です。それら全てに対して一様に安定した妨害効果を発揮できるのか、第三者による実機検証が出るまでは冷静に見極める必要があります。

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