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DeepL、AI推敲ツール「Write」を公開:Grammarlyに対抗、英独の文章を校正

公開 拡散指数 40

DeepLは英語とドイツ語に対応したAI文章作成アシスタント「Write」を公開した。同社の翻訳ツールと同じニューラルネットワークを活用し、文法や句読点の修正に加え、自然な言い回しの候補を提示する。登録不要で無料利用でき、Grammarlyに対抗する新サービスとして展開される。

独AIスタートアップのDeepLは、英文や独文の校正およびリライトを行う新ツール「Write」を公開しました。10億ドルの評価額で大型資金調達を実施した直後の動きで、定評ある翻訳サービス以外では同社初となる派生プロダクトです。

翻訳の「裏技」を正式な機能へ

DeepLの創業者兼CEOであるJarek Kutylowski氏によると、Writeを開発した契機はユーザーによる翻訳ツールの使われ方にありました。多くのユーザーが、不自然な英語を一度他言語に翻訳し、それを再び英語へ逆翻訳することで自然な表現を得ようとしていたのです。開発陣はこの中間ステップを省き、直接推敲できる専用ツールの開発に踏み切りました。

Writeは翻訳エンジンと同じニューラルネットワークを基盤にしており、当初は英語とドイツ語の単言語処理(英語を入力して英語を出力する形)で提供されます。

文法や句読点の修正だけでなく、明瞭さや語彙の選択肢を提示する点に重点が置かれています。すべてをAIが書き直すのではなく、ユーザー自身の思考を残しながら言い回しをブラッシュアップするアプローチをとっており、トーンの変更機能も順次追加される予定です。

利用にあたって登録は不要で、ブラウザ上ですぐに無料体験が可能です。初期のテストでは同音異義語の取り違えを見落とす場面もありましたが、細かな語用の修正では精度の高さを見せています。

なぜ重要か

最大のインパクトは、デイリーアクティブユーザー3000万人以上、評価額130億ドルを誇るGrammarlyの牙城にDeepLが正面から挑む点にあります。DeepLはこれまでもGoogleやMicrosoftといった巨人に対抗し、自然な訳出で支持を集めてきた実績があります。

非母語でビジネス文書や論文を書くユーザーにとって、アカウント作成なしですぐに使える洗練された推敲ツールは魅力的な選択肢になります。すべてを生成AIに丸投げするのではなく、自分の言葉のニュアンスを保ちながら表現を磨ける点は実務で重宝するはずです。

アプローチとして巧みな一方、日常的な作業環境への統合という点では課題が残ります。Grammarlyのように各種アプリやブラウザ拡張機能としてOS全体に深く組み込まれなければ、毎回タブを開いて文章を貼り付ける手間に留まり、乗り換えを促す決定打にはなりにくいと見ています。

情報源 (1)

  1. [1]
    techcrunch.com(新しいタブで開きます)原文techcrunch.com

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