Current Backyardのスマートピザ窯「Model P」:アルゴリズム制御で2分焼き
Current Backyardは屋内外両用のスマート電気ピザ窯「Model P」を599ドルで発表しました。最高温度は約454度に達し、独自アルゴリズムで熱を均一に保つためピザを回転させる必要がありません。アプリで具材に応じた最適な焼き時間も算出できます。

自宅で本格的なナポリピザを焼くには、庭とガスボンベを用意し、焦げ付かないよう数秒おきに生地を回転させ続ける必要がありました。
家庭用スマート調理家電を手がける Current Backyard は CES に合わせて、屋内でも屋外でも使えるスマート電気ピザ窯「Model P」を発表しました。価格は 599 ドルで、12 インチのピザをわずか 2 分で焼き上げることができます。
最高 850 華氏度、ピザを回す手間を解消
電気オーブンでありながら、Model P は最高約 454 度(850 華氏度)に達します。本格的なナポリ風ピザを 2 分で仕上げるのに十分な火力です。
本体には 12 インチのコーデュライト製ピザストーンが付属し、ナポリ風、ニューヨーク風、薄焼き、冷凍ピザ、さらには直火焼き(ブロイル)などの専用プリセットを搭載しています。
Ooni などの一般的なピザ窯では、熱源の偏りを防ぐために途中でピザを回す作業が欠かせません。しかし Model P は独自の熱制御アルゴリズムを採用し、庫内を均一に加熱するため、途中で生地を回転させる必要がないとしています。
Wi-Fi 連携とトッピング計算ツール
Wi-Fi と Bluetooth を備えており、スマートフォンアプリから調理状況をリモートで確認・操作できます。
アプリには「Pizza Build Calculator」という機能が用意されています。生地の厚みや、ソース、チーズ、具材の量を入力すると、最適な焼き時間と温度を自動で算出してくれます。
Current Backyard の Tom Penner CEO は、アパート暮らしでも庭付きの家でも場所の制約を受けずに本格的な味を楽しめるようにすることが本機の狙いだと説明しています。
なぜ重要か
従来のピザ窯は、庭やベランダなどの屋外スペースと燃料の扱いが必要なため、都市部のアパート暮らしのユーザーには導入のハードルが極めて高い製品でした。
Model P の優れている点は、電気式にすることで屋内のキッチンでも使えるようにし、ターゲット層を一気に広げたことです。さらに、初心者が最も失敗しやすい「火加減の見極め」と「途中でピザを回す作業」をアルゴリズムとアプリで肩代わりする設計も合理的です。
599 ドルという価格は調理家電としては決して安くなく、ピザ専用の設置スペースを確保できるかという課題は残ります。それでも、屋外用の本格窯を諦めていた料理愛好家にとっては、煙や燃料の心配なしに短時間で本格的なピザが焼ける魅力的な選択肢になりそうです。
情報源 (1)
- theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com