CleanYourTV:Claude CodeでTV広告を一括削除、Apple TV風UIに刷新
開発者のGathin23がオープンソースプロジェクト「CleanYourTV」を公開しました。Claude CodeなどのAIアシスタントを活用し、同一Wi-Fi経由のADBデバッグだけで、root化不要でAndroid/Google TVの広告や不要アプリを停止できます。Apple TV風の軽量ランチャーに置き換えられ、元に戻すのも簡単です。

CleanYourTVは、同一Wi-Fi環境でAndroid TVやGoogle TVの広告や不要なプリインストールアプリをroot化不要で無効化し、Apple TV風の極小ランチャーに置き換えるオープンソースプロジェクトです。
開発者が両親の使うXiaomi製テレビで、起動広告や推薦コンテンツのせいでNetflixを開くのすら一苦労している状況を見かね、Claude Codeを活用して制作したのがきっかけです。面倒な設定作業を約15分に短縮してくれます。
何ができるのか
作業にあたってUSBケーブルの接続やファームウェアの書き換えは一切不要です。
テレビの開発者向けオプションにあるADBデバッグ機能を利用し、メーカーの広告配信、テレメトリ収集、推薦表示などのプロセスを停止します。システムファイルを完全に削除するわけではないため、元に戻したい時は付属のリストアスクリプトでいつでも元の状態へ安全に復元できます。
クリーンアップ後に導入されるホームアプリは、純粋なJavaで書かれたわずか1.6MBの軽量な独自ランチャーです。メモリが1GB程度しかない古いスマートテレビでも軽快に動作します。
仕上がりはApple TVを思わせるミニマルな画面になります。背景はノイズのない完全な黒で、広告バナーやポップアップは一切ありません。画面下部によく使うアプリのDockが並び、上部には時計や日付、HDMIなどの入力切替ボタンだけが表示されます。
セットアップの手順
ソニーやXiaomi、TCLなど、Android TVおよびGoogle TVを搭載した大半の機器に対応しています。
最も手軽なのはAIコーディングアシスタントを使う方法です。テレビの設定画面でビルド番号を連打して開発者モードを開き、ネットワーク経由のデバッグを有効にします。
パソコンとテレビを同じWi-Fiに接続し、GitHubからリポジトリを取得した上で、付属のプロンプトをClaude CodeやCodex、Gemini CLIなどに読み込ませます。AIが接続からバックアップ、不要アプリの検出、ランチャーのビルドまでを対話形式で案内し、約15分で完了します。
AIを使わずにPython 3やJDK、Android SDK環境からシェルスクリプトを手動実行することも可能です。また、有志によるAndroidスマホ用アプリも用意されており、PCを使わずに導入することもできます。
なお、サムスンのTizenやLGのwebOSといった非Android機器はADBに対応していないため非対応です。Fire TVもOSの制約上、広告の無効化のみ可能でランチャーの変更はできません。
なぜ重要か
リビングのテレビが起動広告やおすすめ動画で埋め尽くされ、動作が重くなっているなら、試す価値が十分にあります。ROM焼きのような文鎮化リスクを背負うことなく、非破壊で手軽にテレビ本来の快適さを取り戻せます。
さらに興味深いのはそのアプローチです。複雑な機種ごとの分岐を巨大な専用ソフトにするのではなく、最小限のランチャーとスクリプトを用意し、端末の解析や実際の操作をAIアシスタントに任せています。ハードウェアの脱広告やカスタマイズにおいて、非常にスマートなAIの活用例と言えます。
情報源 (1)
- github.com(新しいタブで開きます)原文github.com