Figure AI創業者が新組織Hark設立、個人向け知能とハード開発へ
Figure AI創業者のBrett Adcock氏が新AIラボ「Hark」の設立を発表した。8か月間の水面下での開発を経て、高度にパーソナライズされた知能と次世代ハードウェアを組み合わせ、思考を支援する人機インターフェースを目指す。
人型ロボットの開発に挑んできた起業家が、今度は既存のチャットボットの限界に業を煮やして新たな挑戦に乗り出しました。
Figure AI や Archer Aviation の創業者である Brett Adcock 氏は 3 月 24 日、パーソナルインテリジェンスの開発を目指す新 AI 研究拠点「Hark」を立ち上げたと発表しました。同社は 8 カ月間にわたりステルス状態で運営され、AI とハードウェアの専門チームを結成してきました。
チャットボットへの不満からハードウェア開発へ
Adcock 氏は、過去 3 年間にわたり AI に人型ボディを与えるという難題に取り組んできたと振り返ります。しかしデジタル環境において既存の大規模言語モデルを使ってみると、どれも非常に頼りなく感じられたといいます。
同氏が思い描く汎用人工知能は、SF 映画のように自然に話し、永続的な記憶を持ち、高度にパーソナライズされ、世界を見て触れる存在です。現状のツールはそこから遠くかけ離れています。
Hark は、人間の思考負荷を肩代わりし、本人と同じように、時には一歩先回りして考えるシステムを目指しています。同社はソフトウェアの開発にとどまらず、人間と機械をつなぐユニバーサルなインターフェースとなる次世代ハードウェアも自社で手掛ける方針です。
なぜ重要か
ユーザーにとって、現在の AI アシスタントは会話を終えるたびに文脈を失ってしまう不便さがあります。もし Hark が永続的な記憶と実世界の認識を融合できれば日常の作業環境は大きく変わりますが、具体的な製品仕様や発売時期は明かされておらず、現時点では動向を見守る段階です。
Adcock 氏のアプローチは、ソフトウェアの画面だけでは取得できる情報に限界があるという現実を突いています。人間を深く理解するには、カメラやマイクなどを統合した独自の物理デバイスが欠かせないという判断は理にかなっています。
とはいえ、近年登場した AI 特化型ハードウェアの多くは実用性の面で苦戦を強いられています。ロボット工学で実績のある同氏であっても、ユーザーが日々使いたくなる魅力的な端末を完成させられるかは未知数です。
情報源 (1)
- @adcock_brett(新しいタブで開きます)原文x.com