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Bambu Lab、レーザー刻印やカッターもこなす多機能3Dプリンター「H2D」発表

公開 拡散指数 31

Bambu Labは3Dプリントに加えてレーザー刻印、ペンプロッター、カッターとしても使える多機能機「H2D」を発表した。価格は1,899ドルから。モジュール式ヘッドとデュアルノズルを備え、1台で多様な工作に対応する。

Bambu Lab、レーザー刻印やカッターもこなす多機能3Dプリンター「H2D」発表
画像:theverge.com

Bambu Labが、3Dプリンターの枠を大きく飛び越えた万能工作マシンを発表しました。

新たに登場したBambu H2Dは、単なる大型3Dプリンターではありません。カッティング刃を取り付ければステッカーや紙を切り抜き、ペンを装着すれば高精度なプロッターになり、レーザーヘッドを載せれば木材の彫刻や切断までこなす、まさにメイカースペースを1台に凝縮したようなマシンです。

価格は本体のみが1899ドルからで6月に予約開始となります。10Wレーザーを同梱したコンボは2799ドル、40Wレーザーや専用カッティングユニット、非常停止ボタンなどを揃えたフルセットは3499ドルで、すでに予約が始まっており4月下旬に出荷予定です。

ヘッドを差し替えて何役もこなす新機構

ベースとなるのは高速なCoreXY機構ですが、造形サイズは350 x 320 x 325 mmと、同社のX1やP1シリーズと比べて容積で約2倍に大型化しました。最大の進化は、ヘッド部分にツールレスのクイックリリース機構と専用電源コネクタを備えた点です。

3Dプリント機能そのものも大幅に強化されました。最大350度に対応する2つの交互ノズルを搭載しており、ノズル交換も工具なしで行えます。これにより、硬い炭素繊維入りPETGの外殻と柔らかいTPUの緩衝材を一度にプリントするなど、異なる素材をパージの無駄なく組み合わせられます。さらに、フィラメントを乾燥できる加熱ヒーター付きの新フィードシステムAMS 2 ProやAMS HTも用意されました。

レーザー加工時の安全対策として、遮光保護ウィンドウ、炎センサー、エアアシスト、そして大型の赤い物理式非常停止ボタンが用意されています。レーザー使用時は誤作動防止のため、本体の物理ボタンを押さないと照射が始まらない設計です。

万能化ゆえの初期トラブルと粗さ

ただ、何でもできるマシンを目指した代償として、現状では仕上がりの甘さも目立ちます。

海外メディアThe Vergeが約1か月間にわたり先行試用したところ、最初に届いた機体は安価なプリンターでも通る基本テストで不具合を起こし、本体ごと交換になったと報告されています。交換後の機体でも、プリント精度は旧型のP1Pに及ばない場面がありました。

象徴的な作例とされた自転車用ヘルメットの出力では、3日間近くかけて造形したものの、樹脂の毛羽立ちやTPUパーツとの間に隙間が生じ、実用には耐えない仕上がりにとどまりました。また、付属ソフトウェアのBambu Suiteは現時点で機能が少なく、排煙ファンを最大にしてもガレージ内にレーザー加工特有の焦げ臭さが数日間残るという課題も挙げられています。

なぜ重要か

私たちは、Bambu Labが3Dプリント市場の勝者にとどまらず、ホビー向け工作機械市場全体のプラットフォームを握りにきたとみています。

ユーザーにとって、これまで別々に買い揃える必要があった3Dプリンター、レーザー加工機、カッティングプロッターが1台にまとまる省スペース性とコスト面でのメリットは絶大です。試作を頻繁に行うプロや工房にとっては魅力的な選択肢になります。ただし、現時点ですぐに飛びつくのはおすすめできません。価格が約1900ドルから3500ドルと高額なうえ、多機能化によって肝心の基本プリント性能が不安定になっているためです。

競合であるCricutやGlowForgeといった単機能マシンメーカーにとっては、顧客基盤を奪われかねない大きな脅威になります。一方でBambu Labにとっても、自社の強みであった圧倒的な印刷の安定性を犠牲にしてしまえば、ブランドの信頼を損なう諸刃の剣になりかねません。

情報源 (1)

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    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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