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画像・動画生成

百度が動画AI「MuseSteamer」を発表、検索機能も大幅刷新

公開 拡散指数 44

水曜日、百度は企業向けのAI画像・動画生成モデル「MuseSteamer」を発表しました。最大10秒の動画を生成可能で、3つのバージョンを用意しています。同時に検索エンジンも刷新し、長文や画像・音声検索に対応しました。なおコンシューマー向けアプリは現時点で未提供です。

百度が動画AI「MuseSteamer」を発表、検索機能も大幅刷新
画像:tech.yahoo.com

世界中のテック企業が一般ユーザー向けの動画生成AIで覇権を争うなか、Baidu(百度)は少し異なるアプローチを選びました。

Baiduは水曜日、企業向けとなる画像・動画生成AIモデル「MuseSteamer」を発表するとともに、主力である検索エンジンの大規模な刷新を明らかにしました。

最長10秒の動画を生成、企業向けに特化

新たに投入されたMuseSteamerは、静止画から動画を生成する画像・動画(Image-to-Video)モデルです。最長10秒間の動画クリップを作成できます。

モデルは処理速度や用途に合わせて「Turbo」「Pro」「Lite」の3つのエディションが用意されました。

OpenAIの「Sora」をはじめとする多くの競合がサブスクリプションを通じて一般消費者を取り込もうとしているのに対し、MuseSteamerは明確に企業利用のみを対象としています。一般向けのコンシューマーアプリは提供されていません。

中国国内ではByteDance、Tencent、Alibabaなども動画生成モデルの展開を加速させていますが、Baiduは初期のターゲットをビジネス用途に絞り込んだ形です。

検索エンジンもマルチモーダル対応へ刷新

動画モデルと同時に、同社の原点である検索サービスも大きく手が入りました。

検索窓のデザインが一新され、より長い文章での検索クエリを受け付けるようになったほか、音声入力や画像を使った検索にも標準で対応します。

検索結果の表示にも自社のAI技術が組み込まれ、ユーザーの意図に合わせたより的確なコンテンツを提示できるよう改善されたとしています。

背景には競合チャットボットの台頭があります。ByteDanceの「Doubao(豆包)」やTencentの「Yuanbao(元宝)」がユーザーを集めるなか、Baiduは既存の検索体験のテコ入れを迫られていました。

なぜ重要か

コンシューマー向けの手軽なツールとしてではなく、最初からB2Bの動画生成に舵を切ったBaiduの判断は、コスト面から見れば極めて現実的で賢明だと考えられます。

動画生成は計算コストが非常に重く、個人ユーザー向けの課金モデルではインフラ費用の回収に苦しむケースが珍しくありません。3つの異なるグレードを用意して明確な予算を持つ企業顧客を狙うほうが、安定した収益化につながりやすいからです。

一方で、一般ユーザーとの接点を最初から持たないことは、口コミによる知名度の拡大やコミュニティ形成で競合に後れを取るリスクを孕んでいます。

検索の刷新については、守りを固めるための必須の防衛策と言えます。チャットボットが情報検索の入り口を奪いつつあるいま、長い文章や音声・画像に対応することは、Baiduが検索プラットフォームとしての存在感を維持するための最低条件だったと見られます。

情報源 (2)

  1. [1]
    reuters.com(新しいタブで開きます)原文reuters.com
  2. [2]

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