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Anthropicが商用規約を改定:著作権訴訟の補償を追加、Messages APIも公開

公開 拡散指数 40

Anthropicは商用利用規約を改定し、正規利用や生成物に関する著作権侵害の訴訟費用と賠償金を同社が負担する補償を発表した。あわせてプロンプト構築のエラーを防ぎ、今後のFunction Callingにも対応するMessages APIのベータ版も提供開始した。

Anthropicが商用規約を改定:著作権訴訟の補償を追加、Messages APIも公開
画像:anthropic.com

企業が生成AIを実際の業務やプロダクトに組み込む際、最大の障壁となるのが著作権侵害のリスクと、開発時のプロンプト実装の煩雑さです。

Anthropicは、この2つの課題に同時に対応するアップデートを発表しました。

著作権侵害の賠償を補償、出力の権利も顧客に帰属

Anthropicは商用利用規約を改定し、著作権侵害に関する補償範囲を大幅に拡大しました。改定後の規約では、Claudeを通じて生成されたアウトプットの所有権は顧客自身に帰属することが明記されています。

さらに、規約に沿った正規の利用やその生成物を巡って顧客が著作権侵害で訴えられた場合、Anthropicが弁護を引き受け、承認された和解金や判決による賠償金を全額支払います。

新規約は、Claude APIの直接利用顧客向けには2024年1月1日から、Amazon Bedrock経由の利用者には2024年1月2日から適用されます。

プロンプトのミスを防ぐMessages APIのベータ版を提供

開発者向けには、新しい「Messages API」のベータ版が公開されました。

ユーザー入力などを組み合わせて動的にプロンプトを生成する際、従来の仕様では書式ミスが起きやすいという課題がありました。新しいAPIは構造化された形式を採用しており、開発の早い段階でフォーマットエラーを検知できます。

Anthropicによると、このMessages APIは高精度なファンクションコーリングなどの新機能を提供するための第一歩であり、今後数週間でClaude APIの利用対象枠も拡大する予定です。

なぜ重要か

フロンティアモデルの競争軸は、単純なベンチマークのスコア争いから、企業がいかに法的な不安なく本番環境へ投入できるかという信頼性の勝負へ移行していると考えられます。

すでにMicrosoftやOpenAI、Googleが同様の著作権補償を打ち出しており、Anthropicが追従することは大企業顧客をつなぎとめるための必須条件でした。この補償があることで、法務部門の懸念を払拭し、商用プロダクトへの本格導入が進みやすくなります。

また、Messages APIによるプロンプト構造化は、実務上のデバッグ負担を減らすだけでなく、エージェント型ワークフローや外部ツール連携を本格化させるための重要な布石です。法務と開発基盤の両面を整えたことで、Claudeの実用性は一段階引き上げられました。

情報源 (1)

  1. [1]
    anthropic.com(新しいタブで開きます)原文anthropic.com

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