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AnthropicがClaude用コンプライアンスAPI拡充、100超のセキュリティ基盤と連携

公開 拡散指数 37

AnthropicはClaude向けに28件の新たなセキュリティおよびコンプライアンス連携を発表した。パートナー数は100社を超え、OktaやDatadogなどの既存環境と統合可能。企業はClaude Compliance API経由で対話データや監査ログを取得し、通常の社内ツールと同様のDLPポリシーで一括管理できる。

AnthropicがClaude用コンプライアンスAPI拡充、100超のセキュリティ基盤と連携
画像:claude.com

多くの企業で、現場の社員が Claude を業務に使いたがっても、IT 管理部門やセキュリティチームの承認が下りずに見送られるケースは少なくありません。最大の理由はシンプルで、従業員が何をアップロードしたのか、誰がいつ設定を変えたのかを監査する手段がなかったからです。

Anthropic は、企業向けの新たな統制機能となる Claude Compliance API を発表しました。当初発表された 28 の主要ツール連携に加え、すでに連携パートナーは 100 社以上に拡大しています。これにより、企業は既存のセキュリティ基盤と同じやり方で Claude を監視できるようになります。

会話データと監査ログを既存基盤に直結

この仕組みを支えるのが Claude Compliance API です。企業のセキュリティおよびコンプライアンスチームは、この API を通じて大きく分けて 2 種類のデータへプログラムからアクセスできるようになります。

1 つ目は、Claude Enterprise 内の会話コンテンツです。テキストのやり取りだけでなく、アップロードされたファイルやプロジェクト全体のデータも対象となります。これにより管理者は、他の業務アプリで使っているデータ漏洩防止ルールや監視ポリシーをそのまま Claude に適用できます。

2 つ目は、Claude Enterprise と Claude Platform の双方を横断するアクティビティイベントです。ユーザーのログイン履歴、管理者の操作ログ、設定変更の履歴などが集約され、社内で Claude がどのように利用されているかをひと目で把握できるようになります。

すでにサポート対象のセキュリティ製品を導入している企業なら、セットアップは簡単です。Claude のインスタンスを接続して設定するだけで、普段使っているダッシュボードやアラート通知の仕組みにデータが自動で流れ込みます。

100 社超のセキュリティベンダーが勢揃い

対応する領域は、データ漏洩防止から SASE、データセキュリティ、SIEM やセキュリティ運用、ID 管理、eDiscovery、AI セキュリティ態勢管理、さらには AI の可観測性基盤まで多岐にわたります。

パートナーリストには、Microsoft Purview、Okta、CrowdStrike、Cloudflare、Palo Alto Networks、Datadog、Zscaler といった大手ベンダーが名を連ねています。さらに Check Point、Fortinet、Splunk、Wiz、Tenable、Vanta なども含まれます。

管理者に新しい管理画面の操作を強いるのではなく、日常的に監視しているツール側にデータを合流させるアプローチです。

なぜ重要か

大企業が AI ツールを本格導入する際、モデルの賢さ以上に厳しく見られるのがセキュリティと法務の基準です。これまで Claude の高い能力を認めつつも、監査証跡が取れないという理由で全社展開を躊躇していた企業にとって、この API は最大の導入障壁を取り払うものになります。

Anthropic の進め方は非常に手堅いと言えます。自社で独自のエンタープライズ管理コンソールを一から作り込むのではなく、Okta や CrowdStrike、Microsoft Purview といったすでに企業インフラを押さえている巨頭たちと即座に手を組みました。管理者は普段の業務フローを変えずに済むため、現場への展開スピードは大幅に上がるはずです。

一方で、現場のビジネスパーソンにとっては意識の切り替えが必要です。Claude Enterprise でのやり取りやアップロードしたファイルは、すべて会社の監査対象になり得ます。プライベートな下書きや未確定の機密事項を扱う際は、会社の監視下にあることを前提に行動する必要があります。

情報源 (1)

  1. [1]
    claude.com(新しいタブで開きます)原文claude.com

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