アリババ、「Qwen 3.5」中型モデル群を公開 35Bで前世代235B超えの性能
AlibabaのQwenチームは中型モデル群「Qwen 3.5」を発表した。「Qwen3.5-Flash」や「35B-A3B」など4モデル構成で、35B-A3Bは前世代の235Bモデルを上回る知能を実現したという。Flash版は標準で1Mトークンのコンテキストに対応し、公式ツールも内包する。

巨大化の一途をたどってきたモデル開発に、実用性を重視した風穴が空きつつあります。AlibabaのQwenチームは2月24日、計算リソースを抑えつつ高い知性を発揮する中型モデル群「Qwen 3.5 Medium」シリーズを公開しました。
35Bが旧235Bを上回る効率
投入されたのは、Qwen3.5-Flash、Qwen3.5-35B-A3B、Qwen3.5-122B-A10B、Qwen3.5-27Bの4モデルです。
最大の注目点は、Qwen3.5-35B-A3Bが過去の大規模モデルであるQwen3-235B-A22B-2507や画像対応のQwen3-VL-235B-A22Bを上回ったという発表です。パラメータ数を増やすのではなく、優れたアーキテクチャ、データ品質、強化学習の改善によって知性を押し上げられることを実証したと説明しています。
また、122B-A10Bと27Bは複雑なエージェント処理において最前線モデルとの差を縮める役割を担います。本番運用向けのQwen3.5-Flashは、標準で100万トークンのコンテキスト長を備え、公式ツール呼び出しにも対応しています。各モデルはすでにHugging FaceやModelScope、Qwen Chatで利用可能です。
なぜ重要か
ローカル運用やAPIコストに頭を悩ませる開発者にとって、35B規模で旧200B超の性能が出る恩恵は計り知れません。ハードウェアの要求スペックを大幅に下げつつ、実用に耐える応答速度を確保できます。
パラメータ規模の力押しから構造と学習効率の勝負へ、業界の潮目が確実に変わっていると私たちは見ています。特に試行錯誤の回数が増えるエージェント開発では、こうした軽量で賢い中型モデルが本命になるはずです。
情報源 (1)
- @Alibaba_Qwen(新しいタブで開きます)原文x.com