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Aiper、庭の地図に合わせて散水するスマートスプリンクラー「IrriSense」を発表

公開 拡散指数 32

AiperはCES 2025で、配管埋設が不要なスマートスプリンクラー「IrriSense」を発表した。アプリ上で庭のマップを作成して散水範囲を制限でき、歩道などを濡らさずに済む。土壌センサーや気象データに応じた自動調整にも対応し、価格は399ドルで2025年5月発売予定。

Aiper、庭の地図に合わせて散水するスマートスプリンクラー「IrriSense」を発表
画像:theverge.com

庭の芝生に水をまく作業は、多くの家主にとって頭の痛い問題です。庭を掘り返して数千ドルもする地下埋設スプリンクラーを敷設するか、安価なスプリンクラーを置いて歩道や車まで水浸しにするかの二者択一を迫られてきました。

CES 2025において、プール清掃ロボットで知られるAiperが発表したのが、スマート灌漑スプリンクラー「IrriSense」です。地面を掘る必要も、蛇口に追加の機器を取り付ける必要もなく、置き型の手軽さでピンポイントの散水を実現します。

アプリで境界線を指定し、無駄な散水を防ぐ

一般的な置き型スプリンクラーは決まった軌道で首を振るため、敷地の端で過剰な散水が発生しがちです。IrriSenseは、専用のAiperモバイルアプリを使って庭の形状をマッピングできます。画面上で庭のポイントを指定することで、散水範囲のデジタルマップを作成します。

このマップ情報に基づき、スプリンクラーは散水の強弱を調整しながら動きます。水流の到達距離は最大39フィート(約12メートル)、最大カバー面積は4300平方フィート(約400平方メートル)に達します。庭の芝生だけを狙い撃ちし、歩道やテラスを濡らさないようコントロールできるのが特徴です。

広大な庭向けには複数台を連動させて散水エリアを広げることも可能で、水だけでなく液体肥料や農薬の散布にも対応します。

設置は15分、天候や土壌湿度に応じた自動調整

設置はシンプルで、本体を4本の固定用ペグで地面に固定するだけです。Aiperによると約15分でセットアップが完了し、芝刈りの際や移動させたい時にはペグを抜くだけで簡単に取り外せます。

ただし、完全なコードレスではありません。本体には約10メートルの防水電源コードが付属しており、屋外コンセントへの接続が必要です。また、蛇口から本体までは一般的なガーデンホースを自分で用意して繋ぐ必要があります。

散水スケジュールは天候データと連動するほか、本体のセンサーと外付けの土壌水分センサーによって地面の状態を把握します。直近の降雨で土壌が十分に湿っている場合は、予定されていた散水を自動でスキップして過剰散水を防ぎます。価格は399ドルで、2025年5月に発売される予定です。

なぜ重要か

スマートホームにおける散水器具は、蛇口の開閉だけを自動化する簡易タイマーか、庭を大規模工事する埋設式灌漑システムの両極端に分かれていました。IrriSenseはその中間を埋める製品です。

ロボット芝刈り機のようなエリアマッピングの発想を据え置き型スプリンクラーに持ち込んだ点は、非常に実用的だと評価できます。庭を掘削することなく、水道代の節約やピンポイント管理を実現できるため、DIY志向の戸建てオーナーには魅力的な選択肢になるはずです。

一方で、実用面での課題も見え隠れします。庭に水道ホースと約10メートルの電源コードが這うことになるため、見た目が煩雑になるだけでなく、芝刈りのたびに配線を気にする手間が生じます。399ドルという価格もスプリンクラーとしては高価であり、屋外の風雨や水垢によるノズル詰まりに対してどれだけ耐久性があるかが普及の分かれ目になりそうです。

情報源 (1)

  1. [1]
    theverge.com(新しいタブで開きます)原文theverge.com

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